トラ5頭!マサイキリン3頭!平川動物公園の動物紹介【前半】

10/01/2021

アフリカから南米まで!ライオンもサイもジャガーもいる動物園

鹿児島市中心部から約1時間の距離にある、平川動物公園。

コアラやトラ、ゾウなど人気動物から、マサイキリン、ヤブイヌなど日本ではめったに見れない動物まで、140種類以上の動物を飼育しています。

今回は、平川動物公園で会える動物たちの種類や特徴、名前などを紹介します。珍しい動物や展示法をチェックしていると、動物園を何倍も楽しめること間違いなしです。

ぜひ、動物園の予習をしてから行きましょう!

平川動物公園 園内マップ

平川動物公園の概要や営業案内とアクセスは、「鹿児島の人気スポット!平川動物公園のアクセスとお得情報」に掲載しています。

広大な平川動物公園は一度に紹介しきれないので、前半と後半に分けて紹介します。

zoo zoo diaryは、動物園マップのエリアにそって掲載しています。ご了承ください。

アフリカの草原ゾーン

メインゲートを抜けると、目に飛び込んでくるのは、大きな木がある広場。

平川動物公園 アフリカの草原

広大な展示スペースにキリン、サイ、シマウマなどアフリカの動物たちが混合展示されています。

開放的な草原と動物たちの向こうには、鹿児島の象徴・桜島がそびえています。桜島をアフリカ最高峰キリマンジャロに見立てた展示です。

観覧通路は放飼場より高い位置に設けられています。

マサイキリン

鯨偶蹄目キリン科キリン属。

平川動物公園のキリンは複雑な模様を持つマサイキリン。多くの方が思い描く、網目模様のアミメキリンではありません。

観覧スペース付近でエサを食べていることが多いので、至近距離で観察できます。

平川動物公園 マサイキリン

ハート、ハヤテ、アヤト|平川動物公園のマサイキリン

1995年、平川動物公園で生まれたメス、アヤメ。2016年と2019年に、ハヤテ(オス)とアヤト(オス)を出産しました。

口の横に葉っぱをつけてウロウロしている姿がおなじみの、アヤメ。

元気に暮らしていましたが、2020年、老衰のため死亡しました。国内最高齢の24歳11か月でした。

平川動物公園 マサイキリン

ハヤテとアヤトの父親は、静岡市立日本平動物園生まれのハート(2010年生)。

ハートは2011年2歳を迎える前に来園しました。来園時すでに16歳だったアヤメに比べると、小さい若オスだったハート。

平川動物公園 マサイキリン
左:故アヤメ 右:ハート

現在は、立派なおとなオスのハート。長身で体色が濃く、ゴツゴツした顔が男らしいキリンです。

ハヤテは性成熟を迎え、おとなキリンへと成長しています。

アヤトは子どもなので、2頭に比べると小さいです。角の毛も全体的に長く、幼さが残ります。

平川動物公園 マサイキリン
左:ハヤテ 右:アヤト

マサイキリンは全国で3か所、たった7頭しか展示されていません。

貴重なマサイキリン。お見逃しなく。

マサイキリンに会える動物園
  • 熊本市動植物園
    秋平(2016年生)
  • フェニックス自然動物園
    コユメ(2012年生) 冬真(2016年生) コナツ(2020年生)
  • 平川動物公園
    ハート(2010年生) ハヤテ(2016年生) アヤト(2019年生)

サイ

平川動物公園は、日本で唯一シロサイとクロサイに会える動物園です。

シロサイのシノ

奇蹄目サイ科シロサイ属。

アフリカの草原ゾーンには、1頭のミナミシロサイが展示されています。

名前はシノ、2018年に40歳を迎えたメス。1978年に宮崎で生まれ、30年以上平川動物公園で飼育されている人気者です。

平川動物公園 シロサイ

サイの寿命は40~50年と言われています。シノが元気で長生きできますように。

アフリカの草原ゾーンには、キリンとサイの他にチャップマンシマウマとダチョウがいっしょに展示されています。

シノはシマウマといっしょに食事をしたり、ダチョウやキリンに近づいてみたり、と愛嬌あふれるシロサイです。

クロサイのサニー

奇蹄目サイ科クロサイ属。

ヒガシクロサイのサニーは、2012年、日立市かみね動物園より来園しました。2009年生まれのメスです。

平川動物公園 クロサイ サニー

サニーの展示場はアフリカ園を抜けたキリン舎の近くにあります。小さな看板がありますが、奥まったところにいます。

日本では20頭ほどしかいないクロサイ、どうぞお見逃しなく。

カバ

鯨偶蹄目カバ科カバ属。アフリカ大陸の水辺に生息しています。

平川動物公園 掲示物

カバ舎は上から見下ろすことも、カバと同じ目線から見ることもできます。

らせん状の通路にはたくさん掲示物があり、読み応え抜群です。

龍馬とナナミ|平川動物公園のカバ

現在2頭のカバを飼育しています。

長崎バイオパーク生まれの龍馬と、神戸市立王子動物園生まれのナナミ。

2頭は2009年生まれ。2010年、リニューアルした平川動物公園のカバ舎にやって来ました。

ナナミは目がとっても大きく印象的な顔立ち。

平川動物公園 カバ ナナミ

水中にいると目が見えにくいので、龍馬との判別が難しいですが。全体的に肌が黒く、大きい方がナナミ。

龍馬は、目や耳あたりのピンク色が目立ちます。

平川動物公園 カバ 龍馬

開園直後はエサを食べたり、泳いだり、活発な姿を見ることができます。日中は、2頭寄り添っておやすみしていることが多いです。

現在は別居中ですが、仲の良い龍馬とナナミに癒されます。

平川動物公園 カバ

野生のイヌ・ネコゾーン

野生のイヌ・ネコゾーンで最初に目に入る2つの檻は、ジャガーとヒョウの展示場。

2階の高さにあるデッキと、地上から観察できるつくりです。

ジャガーとヒョウの檻の中を一瞥しただけでは、動物の姿が見当たらないかもしれません。高低差が設けられた展示場には死角がたくさん。

さらに、平川動物公園のジャガーとヒョウは黄色ではなく黒の体毛を持つ黒変種。檻の黒や樹木の影に重なり、発見難易度は高めです。

クロジャガー

アメリカ大陸の熱帯雨林や湿地に生息する、食肉目ネコ科ヒョウ属の動物。アマゾン最強と称されています。

ボスキ|平川動物公園のクロジャガー

現在、1頭のオス、ボスキ(2013年生)が飼育されています。

ボスキは、王子動物園のアトスとローラの子。京都市動物園のミワと双子です。鹿児島市には、2014年にやって来ました。

まだ生後半年ほどだったボスキ。現在は、成熟を迎えた立派なジャガーです。

平川動物公園 クロジャガー

ネコ科動物は夜行性のため、ボスキは日中ほぼ寝ています。起きている姿を見れたらラッキーですね。

ジャガーの展示場は2つのスペースが空中通路でつながっています。タイミングが良ければ、ジャガーの肉球を下から見れるかもしれません。

平川動物公園 クロジャガー

クロヒョウ

食肉目ネコ科ヒョウ属。アフリカからアジアにかけて広く分布しています。

スーとセピア|平川動物公園のクロヒョウ

2017年にやって来たクロヒョウのスー。2015年生まれのメスです。

スーは、以前平川動物公園で飼育されていたオス、シム(2007年生)の娘。

平川動物公園 クロヒョウ

浜松市動物園にブリーディングローンにより移動したシムは、見事役目を果たしました。

さらに喜ばしいことに、2018年にはセナ(メス)とセピア(メス)、2019年にはソラ(メス)とソル(オス)が誕生しました。

2019年、スーの妹セピアが来園。現在は、2頭交互に展示されています。

ジャガーと比べると顔や体が一回り小さいヒョウ。身体的な違いを見比べることができます。

ライオン

食肉目ネコ科ヒョウ属。おもにアフリカ大陸に生息しています。

ガラス張りのライオン展示場。現在、オスのジオン1頭が飼育されています。2020年、メスのスターは16歳で死亡しました。

2003年富士サファリ生まれのジオン。ライオンの中では高齢にあたります。

しかし、ジオンはまん丸お目目の可愛らしいおじいさま。

平川動物公園 ライオン ジオン

たまに見せるキリっとした目も素敵ですが。ライオンらしく大胆な姿で寝ていることが多いです。

2017年の健康診断で、ジオンの体重は約120キログラムだったそうです。成熟したオスライオンは200キロほどに成長します。ジオンは年齢とともに痩せてきたのかもしれません。

これからも元気に長生きしていほしいです。

オオカミ

食肉目イヌ科イヌ属。

平川動物公園のオオカミは、北アメリカに生息するシンリンオオカミ。もっとも広く分布しているハイイロオオカミ(タイリクオオカミ)の亜種です。

一見するとイヌと変わりないですが、引き締まった胴体と長い四肢を持ちます。野生動物らしい風格があります。

平川動物公園 オオカミ

ミナ、ショウ|平川動物公園のオオカミ

2016年に旭山動物園より来園したメスのミナ(2014年生)は、2018年に4頭の子を出産しました。

ケイ、テン、アイ、ジンと名付けられた4頭。

誠にざんねんながら、7月にメスのアイとテンが相次いで亡くなりました。不幸はさらに続き、2018年11月ケイが外傷のため死亡。

挙句の果てに、2019年3月、父親のロジック(8歳)が肺腫瘍のため亡くなりました。

一時は6頭の家族だった平川動物公園のオオカミですが、あっという間に母ミナと子ジンの2頭暮らしになりました。

平川動物公園 シンリンオオカミの親子

ミナはまだ若く、出産育児経験のある貴重なメスです。そこで、2019年11月、新たなパートナー候補として円山動物園からショウ(2011年生)がやって来ました。

ショウの来園に伴い、2020年11月、ミナの息子ジンは群馬サファリパークへ移動しました。

オオカミは哺乳動物においては稀な、一夫一妻の動物です。ロジックと繁殖に成功しただけに、ミナは悲しい思いをしていることでしょう。

今後、ショウと新しい関係を築けると良いですね。

九州でオオカミを見れるのは平川動物公園だけです。ぜひお見逃しなく。

平川動物公園 オオカミ

ベンガルヤマネコ

食肉目ネコ科ベンガルヤマネコ属。インドやシンガポール、中国などアジアに幅広く生息しています。

平川動物公園のベンガルヤマネコは、2014年に上野動物園からやって来たオスのマド(2011年生)。

ベンガルヤマネコはここにいるよ!

樹木が生い茂った小さめの檻。多くの方がヤマネコ探しを行っています。なかなか見つからず苦戦する人々。

実は、マドのいる場所はだいたい決まっています。

正面向かって右側の木の中。

平川動物公園 ベンガルヤマネコ マド

いつも同じ場所で寝ているマド。目を開けた可愛いお顔を見たいですが、起こすわけにもいかないので静かに見守ります。

数回だけマドが起きている様子を観察できました。吸い込まれそうな美しい目。ぜひ、みなさんにも見てほしいものです。

平川動物公園 ベンガルヤマネコ

ヤブイヌ

食肉目イヌ科ヤブイヌ属。南米に生息し、魚や鳥などを好む肉食動物です。

ずんぐりとした体と小さな目が愛らしいヤブイヌ。英名であるブッシュドッグも一般的な呼び名です。

平川動物公園 ヤブイヌ ウキョウとサキョウ

現在、平川動物公園では2頭のヤブイヌを飼育しています。京都市動物園からやって来たサキョウ(2014年生)とマドカ(2016年生)です。

ヤブイヌは用心深く、日中は穴の中で休み、夜になると狩りに出かけます。しかし、動物園では、日中でも活発に動きまわる様子を見ることができます。

現在、サキョウとマドカは同居中。今後の繁殖が期待されています。

平川動物公園 ヤブイヌ

ヤブイヌに会える動物園

ヤブイヌを展示している動物園は、九州では平川動物公園だけです。全国でも6か所でしか会うことはできません。

知名度は低いですが、可愛らしいヤブイヌ。ぜひお見知りおきを。

ヤブイヌに会える動物園
  • 埼玉こども動物公園
  • よこはま動物園ズーラシア
  • 東山動植物園
  • 京都市動物園
  • 神戸どうぶつ王国
  • 平川動物公園

トラ

平川動物公園は現在5頭のベンガルトラを飼育しています。そのうち4頭はホワイトタイガーです。

平川動物公園 ホワイトタイガー

平川動物公園のトラの詳しい情報は、別記事をご覧ください。

世界のサルゾーン

チンパンジー

霊長目ヒト科チンパンジー属。コンゴやルワンダなどアフリカ大陸の一部に生息しています。

大きな2本のタワーがそびえるチンパンジーの展示場。いくつものデッキやロープが設置されています。

3方向のガラス窓からチンパンジーを観察することができます。

チンパンジーたちは上階のデッキがお気に入り。高い塔を下から見上げるため 、発見しにくい場合もあります。

平川動物公園 チンパンジー

チンパンジーが人目を気にせずくつろげる場所があるのは、素晴らしいことです。わたしたちにとっては、ざんねんですが。

近くに見当たらないときは、ぜひ上を探してみてください。

チンパンジーの赤ちゃん誕生!

2017年4月、平川動物公園で初めてチンパンジーが誕生しました。名前はイチロー、オスです。

平川動物公園 チンパンジー

その後、2020年2月と12月にも赤ちゃんチンパンジーが生まれました。ジャンベ(オス)とライチ(メス)と名付けられ、元気に成長しています。

父親はいずれも、ラルゴ(推定1982年生)。イチローとライチの母親は、イチエ(2001年生)。ジャンベの母親はモモ(2005年生)です。

2021年5月現在、8頭のチンパンジーに会うことができます。群れで暮らすチンパンジーは、様々な行動や表情を見せてくれます。ぜひ、時間をかけて観察してみましょう。

ヤクシマザル

チンパンジー舎の向かいは、2016年にオープンしたニホンザルの展示場があります。大きなガラス張りの観覧スペースが設けられ、近くで観察できます。

霊長目オナガザル科マカク属のニホンザル。文字通り日本に生息するサルです。

平川動物公園のニホンザルは、屋久島にのみ生息するヤクシマザル。一般的なニホンザルより小柄で、毛がもさっとしています。

2018年、2019年とヤクシマザル繁殖に成功。現在、3頭の子どもとおとなサルたちに会えます。

ヤクシマザルに会える動物園は数か所しかありません。お見逃しなく。

ヤクシマザルの親子 平川動物公園

チンパンジー舎のお隣には、サル舎が並んでいます。エリマキキツネザルやシロテテナガザル、マンドリル、パタスザル、ジェフロイクモザルなどが展示されています。

チンパンジー舎とは異なり、檻に囲まれた昔ながらの狭い獣舎。行動範囲が少なく退屈しているのでは、と心配ですが。

平川動物公園 世界のサル

サル舎の近くには、売店や休憩所が設けられています。反対側には大きな池と島が見えてきます。

ワオキツネザルと、フクロテナガザルの展示場です。

ワオキツネザル

霊長目キツネザル科ワオキツネザル属。マダガスカル南部に生息しています。

縞模様の入ったふさふさのしっぽが特徴的です。

平川動物公園 ワオキツネザル

池に囲まれた島には、10頭以上のワオキツネザルがいます。

日中は観覧スペースから見えにくいところにいる場合が多いワオキツネザル。午前中の観察がおすすめです。

島の中央付近は日当たりが良く、朝日をのぞむワオキツネザルは癒し度抜群。

平川動物公園 ワオキツネザル

ワオキツネザルのエサやりイベント

平川動物公園では、ワオキツネザルのエサやりイベントを実施しています。参加者はワオキツネザルの島に上陸して、ふれあうことができます。

先着順で10名ほどが参加できます。お正月やゴールデンウィーク、動物公園まつりなど年に数回行われています。

平川動物公園 ワオキツネザル

フクロテナガザル

霊長目テナガザル科フクロテナガザル属。東南アジアの森林に生息しています。

真っ黒の大きな体を持ち、のど袋を膨らませて大きい声を出すテナガザル。

平川動物公園のフクロテナガザルの歌、悲しいかなわたしは聞いたことありません。

ワオキツネザル同様、池に囲まれた島のため視界を遮るものは木々のみ。開放的な展示場です。

平川動物公園 フクロテナガザル

カンナ、なのはな、キウイ|平川動物公園のフクロテナガザル

2014年8月に、ジャン(1996年生)とカンナ(2002年生)の間に、なのはな(メス)が誕生。

2017年にはオスのつわぶきが誕生しましたが、2020年に死亡しました。

父親のジャンは、2019年に八木山動物公園へ移動しました。

代わりに、日本モンキーセンターよりオスのキウイ(2008年生)がやって来ました。今後の繁殖に期待です。

島の中には小さな小屋があり、中に入っているのか影にいるのか、見当たらないことも多々。休憩しながらゆっくり過ごすと、良いシーンが見れるかもしれません。

平川動物公園 フクロテナガザル

ホオジロテナガザル ※非公開

霊長目テナガザル科クロテナガザル属。東南アジアなどに生息しています。

オスの体毛は黒で、その名の通り、頬に真っ白でふさふさの毛が生えています。

メスは金色のような体毛を持ち、白い頬毛はありません。代わりに、帽子のように見える黒い毛が生えています。

モンジロウ|平川動物公園のホオジロテナガザル

平川動物公園ではメス1頭を展示しています。名前はモンジロウ……男の子みたいですが。あだ名は、モンちゃん。

平川動物公園 ホオジロテナガザル モンジロウ

動物園で最も多く飼育されているシロテテナガザルは、手と顔周りが白色。

一方、ホオジロテナガザルは全体的に同じ色です。モンちゃんはメスなので、頭の黒い毛がチャームポイント。

驚くことにモンジロウは推定40歳以上。1980年から平川動物公園で飼育されています。

以前はオランウータン舎の一室で展示されていました。

高齢なモンちゃんは視力が弱く、現在は非公開の屋内展示場でひっそり暮らしています。

オランウータン

霊長目ヒト科オランウータン属。インドネシアやマレーシアの熱帯雨林に生息しています。

展示場中央には大きなタワー。その周囲をぐるっとのぼりながら観察できるつくりになっています。

下からはガラスビューを通して、見上げることができます。登り切ったところには、大きなガラス張りの室内展示場。そして、2階部分にあたる高い位置から展示場を見渡すことができます。

2013年に完成した大きな展示場には、ボルネオオランウータンのポピーがいます。

ポピーは2000年に多摩動物公園で生まれたオス。2014年に鹿児島にやって来ました。

平川動物公園 オランウータン

ポピーの詳しい情報は別記事に掲載しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

レッサーパンダ

レッサーパンダの展示場は、オランウータンの展示場から順路通りに進むと見えてきます。

手前には、ガラス張りの室内展示場、そして奥には屋外展示場が2か所あります。

レッサーパンダ

食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属。平川動物公園では、中国に生息するシセンレッサーパンダを飼育中。日本の動物園で会える一般的な種類です。

風美、スバル、メロディ|平川動物公園のレッサーパンダ

現在3頭のレッサーパンダを飼育しています。

風美は2007年生まれ。

名前で、もしや、と思う方も多いかもしれません。立つレッサーパンダで話題となった千葉市動物公園のアイドル、風太くんの娘さんです。

年齢を感じさせる雰囲気ですが、お顔はキリっとして非常に凛々しいです。

平川動物公園 レッサーパンダ

スバルは2010年生まれのオス。2013年に長野市の茶臼山動物園からやって来ました。

比較的色が薄く、幼い顔に見えます。

2014年には風美とスバルの間に、めでたく双子が誕生しました。すくすく成長した2頭。

メスのソラは東京都の羽村市動物公園へ、オスのキラは広島市の安佐動物公園へと旅立ちました。

平川動物公園 レッサーパンダ

風美が高齢となったため、2019年4月、神戸市立王子動物園からメスが来園しました。2017年生まれのメロディです。

カッコいい顔立ちのメロディ。スバルとうまくいくと良いですね。

平川動物公園 レッサーパンダ メロディ

南アメリカの自然ゾーン

カピバラとブラジルバク

南アメリカの動物で大人気なのは、カピバラ。

子どもからおとなまでたくさんの方が眺めています。そんななか、異彩を放っている子がいました。

平川動物公園 ブラジルバク

カピバラ、ではありません。白黒でおなじみのマレーバクと同じバクの仲間、ブラジルバクです。

多くの方はカピバラに夢中で、ブラジルバクの存在にすら気付いていない様子。なかには、カピバラのお父さん、なんて言っている人もいます。

実際のところ、2種類は全くの別物。カピバラはネズミ目、バクはウマ目の動物です。

平川動物公園では、カピバラとブラジルバクの混合展示を行っています。

穏やかで優しそうな2種。いっしょにごはんを食べたり、お休みしたり、お互い自然体でとても相性が良さそうです。

キョン、ユメゴロウ、ルーシー|平川動物公園のブラジルバク

平川動物公園では、オスのキョンとユメゴロウ、そしてメスのルーシーの3頭が暮らしています。

実は、キョンは名前の後ろに「2」が付いており、案内板にはキョンツーと書かれています。

キョンとルーシーは20代。一方、ユメゴロウは2013年生まれで若々しいです。ルーシーは3頭の中で一番傷が多く、体も大きい印象です。

平川動物公園 バク

カピバラとバクの温泉

カピバラとブラジルバクの展示場には、細長いプールがあります。しかし、ただのプールではありません。なんと、天然温泉のプールなのです!

どちらも暖かい地域に生息し、泳ぎが得意な動物。そのため、いっしょに浸かっていることもあります。

冬には、冬至のイベントが実施されます。動物たちの気持ちよさそうな表情に癒されること間違いなしです。

園内地下およそ1500メートルから湧き出ている平川動物公園の温泉。日本で唯一天然温泉を使っている動物園です。

アフリカの草原ゾーンとインドの森ゾーンには、来園者用の足湯も設置されています。

ナマケモノ

ナマケモノの展示場は、屋外と室内の2か所。

現在、ナマチャン(メス)とナマケン(オス)の2頭を飼育しています。どちらも1991年に来園し、推定30歳です。

平川動物公園 ナマケモノ

暖かい日には、お外に出ていることも。活発なナマケモノに会いたいですね。

ナマケモノやリスザルの先には、花しょうぶ園があります。

菖蒲の咲く季節(5月下旬~6月初旬)は見ごたえ抜群!イベントが行われることもあるので、お花好きの方は要チェックです。

不思議な動物ゾーン

アフリカハゲコウ

アフリカのサバンナに生息するアフリカハゲコウ。

コンドルと同様に、死んだ動物の肉を食べる鳥です。次に紹介するトキイロコンドルの倍ほどの体長。羽を広げた大きさは、3メートル近くまで達します。

その風貌から少し恐怖を感じますが、意外にも人懐っこい性格。

ティンガ|平川動物公園のハゲコウ

平川動物公園では、現在オスのアフリカハゲコウを1羽を飼育しています。名前はティンガです。

平川動物公園 アフリカハゲコウ

国内では、千葉市動物公園や天王寺動物園など9か所で飼育されています。

トキイロコンドル

南アメリカに生息するトキイロコンドル。

白と黒のツートーン、そして鮮やかなお顔が素敵です。体は大きく、羽を広げると1.5メートル以上と、ヒトをも圧倒します。

トキイロコンドルは、特徴的なカギ型のくちばしを持っています。硬い死肉を裂くために有利であり、他の猛禽類が食べれないものも食べることができます。

サラ|平川動物公園のトキイロコンドル

現在、メスのトキイロコンドル1羽が飼育されています。名前はサラ。

平川動物公園 トキイロコンドル

サラは、ホオジロテナガザルのモンジロウをも上回るご長寿!

なんと、1976年にペルーより来日後、40年以上平川動物公園で飼育されています。

国内では、名古屋市の東山動植物園と平川動物公園でしか会うことができない珍しい鳥です。

ヤマアラシ

げっ歯目ヤマアラシ科のアフリカタテガミヤマアラシ。日本の動物園において、最も多く飼育されている種類です。

顔をよく見るとネズミだということがわかると思います。

平川動物公園 アフリカタテガミヤマアラシ

トゲトゲした毛を持ち、ガサガサと動く姿は不思議そのもの。

夜行性なので、日中は展示場奥側で寝てることが多いです。

野生では単独行動をしているヤマアラシ。動物園では、針毛に気を遣いながら、身を寄せ合う姿を見れることもあります。

硬い毛を持つがゆえに、ぎこちなく動き、変な音を立てる。一見不気味に思えますが、小さくて丸い目が魅力的な、とてもかわいい動物です。

平川動物公園 ヤマアラシ

アルダブラゾウガメ

砂漠や乾燥した地域に住んでいるアルダブラゾウガメ。アフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶ島々からなるセシェールという国の固有種です。

ガラパゴスゾウガメとともに、リクガメの最大種とされています。大きいものは、1メートル以上の甲羅を背負っています。

鶴は千年亀は万年ということわざがあります。さすがに万年は言い過ぎですが、ゾウガメは100年以上生きると言われています。

ゾウガメの展示場は柵が低く、その大きな体をまじまじと観察できます。わたしたちよりも長生きするアルダブラゾウガメたち。どんなことを考えているのか気になりますね。

平川動物公園 アルダブラゾウガメ

さて、平川動物公園前半はここまで。後半はオーストラリアの自然ゾーンからお届けします!

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