トラって何種類?日本で会える虎の特徴と見わけ方

トラの種類と見わけ方|動物の豆知識

トラといえば、黄色と黒の美しい毛皮を持つ大型ネコ科動物。美しさとたくましさを合わせ持つ猛獣に、世界中の人々が魅了されています。

では、みなさんが思い浮かべているトラは「何トラ」でしょうか?

動物園やメディアでは「トラ」と紹介されることもあり、何種類もトラが存在することを知らない方もいるでしょう。

そこで、今回のzoo zoo diaryでは、意外と知られていないトラの種類や違いを紹介します。

トラの種類

食肉目ネコ科ヒョウ属のトラ。現在、9つの亜種に分類されています。

トラの亜種
  • ベンガルトラ
  • アムールトラ
  • インドシナトラ
  • マレートラ
  • アモイトラ
  • スマトラトラ
  • カスピトラ*
  • バリトラ*
  • ジャワトラ*

ざんねんながらすべてのトラは、絶滅の危機に瀕しています。

なかでも、アモイトラとスマトラトラは絶滅寸前を意味する近絶滅種CR。カスピトラ、バリトラ、ジャワトラの3種類においては、すでに絶滅しています。

参照:https://www.wwf.or.jp/activities/wildlife/cat1014/cat1049/

現存する6種類のトラのうち、日本の動物園で飼育されているトラは3種類。

会いに行ける虎、アムールトラ、スマトラトラ、ベンガルトラを詳しく見ていきましょう。

アムールトラ

ロシアと中東北東部のアムール川、ウスリー川周辺のタイガ(針葉樹林)に生息しています。

アムールトラは最大のネコ

寒い地域で生活する動物は、大型になる傾向にあります。これは、より多くの熱をつくり体温を維持するためだと考えられています。

つまり、寒冷地帯に生息するアムールトラは、最も大きなトラです。

ライオンよりも大きいとされ、オスの全長は3メートル、体重は200キロほど。なかには300キロを超す個体もいます。

一方、メスは全長2.5メートルほど、体重100キロ前後とオスより小型です。

アムールトラは寒さをしのぐため、全体的に長く厚い体毛を有しています。さらに、縞模様が比較的薄く、腹部の白い毛が目立ちます。

福岡市動物園 アムールトラ

アムールトラの行動範囲

テリトリーを保持するネコ科動物の中でも、アムールトラは特に行動範囲が広いことで知られています。東京23区(約620平方キロメートル)をゆうに超え、何百キロも歩きまわります。

極地であるタイガに住みつく動物はそう多くありません。数少ない獲物を探すために、アムールトラの行動範囲が必然的に広くなったのでしょう。

アムールトラは広大なテリトリーを保持するために、匂いや爪痕でマーキングを行います。このマーキング作業だけでも大仕事。

そのため、動物園で見るような肉付きの良いアムールトラは自然界には少なく、痩せ細った個体が多いと言われています。

野生アムールトラの現状

かつては、朝鮮半島まで広く分布していたアムールトラ。森林破壊や密猟により、その数は減少。一時は数十頭にまで落ち込みました。

保護区の設立や支援団体により、現在は400頭前後で安定していると考えられています。

2007年に、絶滅寸前を表す近絶滅種(CR)から、絶滅危惧種(EN)に再評価されました。

一方、遺伝子多様性が著しく低いことが問題となっています。

福岡市動物園 アムールトラ

スマトラトラ

東南アジア南部、インドネシアのスマトラ島に生息するスマトラトラ。

スマトラトラは小さいトラ

寒い地域に生息するアムールトラとは反対に、暖かい地域に生息するスマトラトラは最も小さい種類と言われています。

オスメスともに、全長はおよそ2メートル。体重は100キロ前後と、アムールトラのオスに比べると、半分ほどです。

頬から輪郭の毛が長く、とくにオスは立派なたてがみになります。縞模様が他のトラより多く、背部の縞は束になって見えます。

上野動物園 スマトラトラ

スマトラトラとヒトの関係

インドネシアでは、大昔からスマトラトラとヒトとの対立が問題となっています。

土地開発によりヒトの生活域とスマトラトラの生息域が重なり、衝突はますます増えました。ヒトにとって不都合なスマトラトラは、密猟の的となります。

悲しいことに1年間に50頭ものスマトラトラが、商売やヒトとの抗争のため殺されています。

スマトラトラの数は減少中で、現在の生息数は推定400頭。

近絶滅種(CR)に指定され、その多くは国立公園や保護区内で生活しています。

一方、100頭ほどは保護区外に住みついており、密猟阻止が急務となっています。

八木山動物公園 スマトラトラ

ベンガルトラ

日本で見れるもう1種類のトラは、インドを中心にバングラデシュやネパールなどアジアに生息するベンガルトラ。

ベンガルトラは2番目に大きいトラ

アムールトラに次ぐ大きさのベンガルトラ。オスは全長2メートル、体重200キロ前後。雌雄ともに、アムールトラと変わらないくらい大きな個体が確認されています。

ベンガルトラは他のトラと比べて、縞の数が少なく短い体毛を有しています。

秋吉台サファリランド ベンガルトラ

トラの代名詞!ベンガルトラ

トラ全個体数の大半を占めるベンガルトラ。一般的にトラと呼ばれるのはベンガルトラです。

雑種と考えられる個体も多く、その場合はベンガル系トラと呼びます。

かつては何万頭といたトラは、ヒトの手によりあっという間に数千頭になりました。保全活動のおかげで、現在は2500頭前後に回復していると言われています。

一方、なくならない密猟に加え、開拓や食糧難が原因でヒトとトラとの接触が多発。家畜やヒトを襲ったトラが、殺処分されるケースも少なくありません。

トラとしては圧倒的に多いですが、アムールトラ同様、絶滅危惧種(EN)と評価されています。

平川動物公園 ベンガルトラ ベル

野生より飼育下の方が多い?!

限られた地域に、限られた種しか生息していないトラ。このような貴重な動物でさえ、世界中の施設で飼育されています。

しかし、本来単独行動を好み、広い行動範囲を持つトラ。

中国やアメリカは5000頭ものトラを所有しています。では、果たしてその環境は良いものと言えるでしょうか?タイのタイガーテンプルにおけるトラの虐待や違法取引のニュースは、記憶に新しいでしょう。

トラだけではなく、不幸な動物を救う動きは全世界で行われています。今後の活動にも注目です。

また、違う亜種同士の繁殖も問題視されています。交雑種にも繁殖能力があることから、飼育下において純粋なベンガルトラは少ないと考えられています。

動物園へ出かけても、生息地とかけ離れた展示場に複雑な気持ちを抱いてしまうことがあります。多くの施設でエンリッチメント(動物福祉の対策)が取り入れられることを願っています。

白いトラ!ホワイトタイガー

ホワイトタイガーは、色素が少ないために体毛が白くなったベンガルトラを指します。

そのため、日本動物園水族館協会ではベンガルトラとして登録されています。

平川動物園 ホワイトタイガー

食費が嵩む大型肉食獣のトラ。1日におよそ4000円、年間100万円以上を必要だとか。

しかし、動物園での人気が高いため、わたしたちは日本全国でトラに会うことができます。

トラに会える動物園

アムールトラに会える動物園

寒い地域に生息するアムールトラですが、日本では北から南まで多くの動物園で飼育されています。現在、23施設で50頭以上のアムールトラに会うことができます。

▼北海道
  • 円山動物園
  • 旭山動物園
  • おびひろ動物園
  • 釧路市動物園
▼東北・関東
  • 大森山動物園
  • 茶臼山動物園
  • 宇都宮動物園
  • 多摩動物公園
▼中部
  • 富山市ファミリーパーク
  • いしかわ動物園
  • 富士サファリパーク
  • 日本平動物園
  • 浜松市動物園
  • 豊橋総合動植物公園
▼関西
  • 京都市動物園
  • アドベンチャーワールド
  • 天王寺動物園
  • 王子動物園
▼中国・四国
  • 安佐動物公園
  • 福山市立動物園
  • 徳山動物園
  • 徳島動物園
▼九州
  • 到津の森公園
  • 福岡市動物園
  • アフリカンサファリ
  • 熊本市動植物園

アムールトラの飼育を始めました!

茶臼山動物園

長野市にある茶臼山動物園では、2018年6月に3つ子(ミタケ、ホタカ、アヅミ)が生まれました。北海道・釧路市動物園のアサマ(オス)と、栃木県・宇都宮動物園のアズサ(メス)の弟妹になります。

2019年5月、ミタケ(オス)がいしかわ動物園に、6月にはホタカ(メス)が富士サファリパークに移動しました。

5頭のトラの母親であるミライは、今後の繁殖にも期待されていました。しかし、2019年12月、9歳という若さで死亡しました。

父親のリングは3頭のメスと繁殖に成功し、日本のアムールトラ個体数を大いに増やしてくれました。2020年1月、惜しまれつつ16歳でその生涯を終えました。

そして、2020年4月、アヅミ(メス)が広島県・福山市立動物園に移り、茶臼山動物園でのアムールトラ飼育は終了しました。

トラ舎が空室のまま、約1年。ついに、茶臼山でアムールトラに再会できる日が近づいて来ました。

https://twitter.com/chausuyamazoo/status/1367712262568349696

2021年3月、秋田県・大森山動物園の和(メス、1歳)が来園。現在はまだ非公開です。

将来、アムールトラの森という自然環境に近い展示場へと再整備される予定がある茶臼山動物園。アムールトラ繁殖成功例がある数少ない動物園です。今後の展開に目が離せません!

いしかわ動物園

2019年にミタケが来園した、いしかわ動物園。すでにベンガル系トラのマドラス(オス)とホワイトタイガーのクラウン(オス)がいますが、アムールトラ展示は初めてです。

加えて2020年、大森山動物園よりメスの月が来園。ミタケとの繁殖を目指しています。若い2頭の動向に注目です!

九州自然動物公園アフリカンサファリ

2018年に山口県・徳山動物園からオスのシュウ(2015年6月生)が、2019年に神奈川県・多摩動物公園からメスのアイ(2010年7月生)が大分県・アフリカンサファリにやって来ました。

2頭は繁殖を目指した移動とのこと。すでにベンガルトラがいることから、展示スペースが限られ、2021年3月現在、アムールトラの展示は行われていません。

バックヤードの環境や2頭の相性が気になるところです…。

熊本市動植物園に猛獣が帰って来た!

2016年、熊本地震の影響により熊本市動植物園は大きな被害を受けました。

その際、アムールトラ、ライオン、ユキヒョウ、ウンピョウはそれぞれ到津の森公園、アフリカンサファリ、大牟田市動物園、福岡市動物園へと避難しました。

その後、一部開園となりましたが、猛獣舎は閉鎖。もりだくさんの猛獣たちがいなくなり、さみしい期間が続きました。

地震から2年半。ようやく猛獣たちは古巣、熊本へ帰って来ました。

そして、2018年12月22日に全面開園!みなさんもぜひお立ち寄りください。

熊本市動植物園 アムールトラ

アムールトラの赤ちゃん情報!

多摩動物公園のショウヘイ

2019年1月、多摩動物公園で3頭のアムールトラが誕生しました。

母シズカ(2006年6月生)は妊娠当時12歳と高齢で、繁殖は期待されていませんでした。8年ぶり2回目の出産で難産となり、メス2頭は死亡。最後に生まれたオス1頭だけが生き残りました。

母親の子への関心が薄れていたため、ショウヘイと名付けられたオスは人工哺育となりました。現在は、2歳となりトラらしく成長しています。

2019年12月、ブリーディングローンにより周南市・徳山動物園からメスのイチ(2015年6月生)が来園。イチは、現在アフリカンサファリにいるシュウといっしょに生まれました。

高齢のシズカに代わり、父アルチョム(2015年4月生)の新しいパートナーになりそうです。

公式ツイッターで動物たちの様子を見ることができます。

4つ子誕生!大森山動物園

2019年9月、秋田市・大森山動物園で4頭のアムールトラが誕生しました。

両親は、2011年広島市・安佐動物公園からやって来たヒロシ(9歳)と、2016年ロシアの動物園からやって来たカサンドラ(5歳)です。

2017年から発情期の同居を始めた2頭。2019年2月、カサンドラは4歳で初めての出産を経験。4頭の赤ちゃんが誕生しました。

しかしながら、早産だったため子の衰弱が激しく、4頭とも死亡しました。カサンドラにとっても、飼育員にとっても、悲しい出来事だったでしょう。

そして2019年9月、待望の出産。今回も4頭のアムールトラが誕生しました。赤ちゃんたちは衰弱することなく、母親の力ですくすくと成長しています。

オスは令(レイ)と風(フウ)、メスは和(ナゴミ)と月(ツキ)と名付けられました。4頭とも母親の授乳により成長し、2020年1月より一般公開されています。

2020年6月、1歳を迎える大森山動物園の子トラたちは、繁殖管理計画のもと移動を始めました。メスの月は、いしかわ動物園に引っ越し。

父親のヒロシは2020年7月にとくしま動物園へ移動。その年の12月に9歳という若さで急死しました。繁殖経験を持つ貴重な個体でした。とてもざんねんです。

翌2021年3月、メスの和は長野県・茶臼山動物園へ、オスの風は大阪市・天王寺動物園へと旅立って行きました。

2021年3月現在、秋田市・大森山動物園では母親のカサンドラと息子の令が飼育されています。

3つ子に会える!旭山動物園

2020年2月、旭川市・旭山動物園で7頭のアムールトラが誕生しました。

両親は、2014年にアメリカから来日したオスのキリル(2009年6月生)とメスのザリア(2010年5月生)です。別々の動物園で生まれ育ち、日本の環境に慣れるのに時間がかかりました。

一方で、2頭の相性は良く、2015年には1回目の出産に成功。しかしながら、ザリアの子に対する関心は薄く、のちに4頭とも死亡してしまいました。

翌2016年には3頭の子を産みました。1頭は亡くなりましたが、残る2頭をザリアが見事に育てあげました。旭山動物園では、初めてのアムールトラ繁殖成功でした。

2019年、2頭の子は無事に親離れを迎えました。ナージャ(メス)は釧路市動物園に、ソーン(オス)は浜松市動物園に移動となりました。

そして2020年2月、めでたく7頭のアムールトラが誕生しました。うち4頭は死亡しましたが、残る3頭はザリアの手で育てられています。

メスは明(メイ)、オスは新(シン)と力(リキ)と名付けられ、元気に育っています。詳しくは、公式ツイッターを要チェックです。

https://twitter.com/asahiyamazoo1/status/1355413289233043463
浜松市動物園!初めてのペアが繁殖成功

2020年4月、静岡県・浜松市動物園で3つ子が誕生しました。

母親のローラは初産にもかかわらず、上手に子育てできているようです。父親は2019年3月に旭山動物園から越して来たばかりのソーン。こちらも初めての繁殖です。

3つ子のうち1頭は誕生後まもなく、もう1頭は6月に先天的な発育不全により亡くなりました。そして、8月には最後の1頭が外傷により死亡。

子育てを続けていたローラや治療・サポートに徹していた飼育員さんたちには、とても悲しい結末となりました。しかし!

2021年2月、ローラが4頭の子を出産しました。一般的に、成熟したメスの動物は子の死亡により発情が再開します。今度こそ、ローラとソーンの赤ちゃんに会える日が来ることを祈りましょう。

赤ちゃんの成長は、浜松市動物園公式ブログで確認できます。

スマトラトラに会える動物園

近絶滅種に指定され、世界的にも数の少ないスマトラトラ。

現在、日本の飼育数は18頭。上野動物園、ズーラシア、東山動植物園など7施設で会うことができます。

▼八木山動物公園
ケアヒ(オス2008年生)、バユ(メス2006年生)、アオ(オス2019年生)
▼上野動物園
マニス(メス2007年生)、インダ(メス2010年生)、ブラン(オス2013年生)、ミンピ(メス2014年生)
▼よこはま動物園ズーラシア
ガンター(オス2006年生)、デル(メス2006年生)、ラウト(メス2013年生)、ムジュ(メス2019年生)
▼東山動植物園
ダマイ(メス2014年生)、クンデ(オス2007年生)
▼神戸どうぶつ王国
パンプ(オス2016年生)、アイナ(メス2013年)
▼わんぱーくこうちアニマルランド
カリ(メス2006年生)、アカラ(オス2013年生)
▼フェニックス自然動物園
ファントム(オス2016年生)

九州にもスマトラトラが来た!フェニックス自然動物園

2018年11月、ズーラシアからファントムが宮崎市へやって来ました。よこはま動物園ズーラシアでガンターとデルの間に生まれました。パンプとは双子になります。

ファントムは繁殖計画に基づいた移動と発表されています。ズーラシアではスマトラトラ繁殖に力を入れており、近親交配や母トラの発情を促す目的かもしれません。

九州では宮崎でしかスマトラトラに会うことはできませんので、お見逃しなく!

スマトラトラの赤ちゃん情報!

人工哺育に成功!よこはま動物園ズーラシア

2019年8月、よこはま動物園ズーラシアでメス1頭(ムジュ)が誕生しました。

母親デルは、2011年にオランダから来日。八木山動物公園のバユと姉妹です。翌2012年、父親となるガンターがアメリカからやって来ました。

2014年、デルはメス2頭(ミンピとダマイ)の出産・育児を成し遂げました。ズーラシアで初めてのスマトラトラ繁殖成功でした。

そして、2016年にはオス3頭を出産。悲しいことに1頭は事故死しました。残る2頭(パンプとファントム)は母親の手で育てられました。

今回は、デルにとって3回目の出産です。しかし、赤ちゃんが母乳をうまく飲めず、人工哺育となりました。その後は、すくすく成長しています。

2020年1月、アドベンチャーワールドから新たなメスとしてラウトをブリーディングローンにより導入。今後の繁殖にも期待が高まります。

ラウトの移動により、アドベンチャーワールドのスマトラトラ展示は終了しました。

ペア再会!八木山動物公園

2019年10月、八木山動物公園でオス1頭(アオ)が誕生しました。

父親は、2011年にアメリカの動物園からやって来たケアヒ。ケアヒは2014年に上野動物園に貸し出されました。しかし、繁殖には至らず、2018年に仙台に戻って来ました。

母親は、2011年にオランダの動物園からやって来たバユ。ズーラシアのデルと姉妹です。

2012年、バユにとって初産の子3頭は、すべて死亡。翌2013年には、オス2頭(アカラ、ブラン)とメス2頭(アイナ、ラウト)が誕生し、自然哺育に成功しました。

久しぶりに再会した2頭は変わらず相性が良く、3回目の繁殖へとつながりました。

4つ子を無事育てあげたバユですが、今回は子育てがうまくいきませんでした。結果、アオは人工哺育となりました。

2021年3月に、4つ子で唯一仙台に残っていたアイナが神戸どうぶつ王国へ移動となりました。そのため、展示時間が以下のように変更となっています。

  • 9:00~ アオ(子)
  • 11:30~ バユ(母)
  • 14:00~ ケアヒ(父)

ベンガルトラに会える動物園

日本動物園水族館協会において、アムールトラ、スマトラトラとは別に「トラ」と区分されているものをベンガル(系)トラとして紹介します。

日本でも多く飼育されており、サファリパークなど広い施設では複数頭が展示されています。また、子トラとのふれあいイベントを実施していることもあります。

▼東北・関東
  • 岩手サファリパーク
  • 那須サファリパーク
  • 宇都宮動物園
  • 群馬サファリパーク
  • かみね動物園
  • 東武動物公園
▼中部
  • 遊亀公園動物園
  • いしかわ動物園
  • 須坂市動物園
  • 伊豆アニマルキングタム
▼関西
  • アドベンチャーワールド
  • NIFREL
  • 姫路セントラルパーク
▼中国・四国
  • 秋吉台サファリランド
  • 徳島動物園
  • とべ動物園
▼九州
  • 大牟田市動物園
  • アフリカンサファリ
  • フェニックス自然動物園
  • 平川動物公園
トラ赤ちゃん アフリカンサファリ 

トラの見分け方

ぱっと見た感じ、どの亜種も黄褐色の体毛に黒色の縞模様で区別がつかない方もいることでしょう。

そこで、日本で会える3種のトラの違いや特徴を紹介します。

アムールトラ
  • 最大
  • 体毛が長く厚い
  • 縞模様が薄い
スマトラトラ
  • 最小
  • 頬の毛が長い
  • 縞模様が多く濃い
ベンガルトラ
  • 大きめ
  • 体毛が短い
  • 縞模様が少ない

スマトラトラは縞が多くくっきりしているので、全体的に色が濃い印象。体の毛は短いですが、頬の毛が長くオスはとくに顕著です。

体がベンガルトラやアムールトラより明らかに小さいため、判別は容易でしょう。

八木山動物公園 スマトラトラ
スマトラトラ:縞が多く比較的小さい

アムールトラとベンガルトラの違い

一方、アムールトラとベンガルトラは似ていますよね。

ベンガルトラはアムールトラに次ぐ大きさのため、体格差はさほどありません。

そこで、体毛の長さと模様を判別の鍵とします。

トラの毛の長さと模様をチェック!

寒い地域のアムールトラと暖かい地域のベンガルトラでは、体毛の長さが違います。

当然、冷気に耐えるためアムールトラは毛深くなります。また、アムールトラは全体的に白い毛が多く、縞の色が薄い傾向にあります。

福岡市動物園 アムールトラ
アムールトラ:体毛が長く縞が薄い

一方、ベンガルトラの体毛は短く、縞の数が少ないと言われています。

ベンガルトラ:体毛が短く縞が少ない

頭ではわかっていても、意外とむずかしいトラの区別。さらに、雑種の多いベンガルトラは複雑です。いろいろ記述したわたし自身、間違うこともあります。まだまだ修行が必要です。


絶滅危惧種のトラ。以外にも種類は多いですが、すべて貴重な存在です。

幸運なことに、現在日本では多くの動物園でトラに会うことができます。

みなさんが思い描いたトラは「何」トラでしたか?

模様や毛の長さなど、種類にも注目して観察してみましょう!

以上、トラのお話でした。

【参考】

国際自然保護連合

日本動物園水族館協会

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