ナマケモノに会える動物園【2022年赤ちゃん誕生】一覧とニュースまとめ
木の上でじっと動かず眠っている動物ナマケモノ。
名前が覚えやすく知名度は高いですが、じっくりと観察したことがありますか?
日本で飼育されているナマケモノは「フタユビナマケモノ」国内20か所以上の動物園で会うことができます。
このたびzoo zoo diaryがナマケモノに会える動物園リストをつくりました!さらに赤ちゃんや移動などナマケモノに関する最新情報をまとめてお届けします。
ナマケモノに会える動物園【22か所】
現在日本で飼育されているナマケモノはすべてフタユビナマケモノです。
おもに中南米の熱帯林に生息し、寒いところは苦手。日本では関東より南にしかいません。
関東・中部
- 那須どうぶつ王国
- 埼玉県こども動物自然公園
- 大島公園動物園
- 千葉市動物公園
- いしかわ動物園
- 伊豆シャボテン動物公園
- 日本平動物園
- 東山動植物園
関西・四国
- 京都市動物園
- アドベンチャーワールド
- 神戸どうぶつ王国
- 王子動物園
- 姫路セントラルパーク
- とくしま動物園
- のいち動物公園
中国・九州・沖縄
- 秋吉台サファリ
- ときわ動物園
- 大牟田市動物園
- うみたまご
- 長崎バイオパーク
- 熊本市動植物園
- 平川動物公園
ナマケモノは外気温にあわせて体温が変化する変温動物。低体温になると消化ができないため、衰弱死することがあります。
そのため飼育下での温度管理はとても重要です。ほとんどの動物園では一年中温室や室内展示場といった空調の効いたところで展示されています。
【関連記事】おもしろすぎるぞナマケモノ「生態と特徴」動かない理由がわかる記事
熊本市動植物園|ナマケモノ初展示
2022年3月、熊本市動植物園の植物園がリニューアルオープン!
水生生物に会える水辺のインフォメーションセンターと亜熱帯をもした温室エリアが開設されました。
温室では植物がおいしげり、動物が檻にとらわれることなく放し飼いされています。
この温室の目玉としてやってきたのがフタユビナマケモノの「ベビドン」2020年神戸どうぶつ王国で生まれたオスです。
豊かな緑と水の音、そしてゆったりとしたナマケモノに癒されること間違いなしです!
ナマケモノの赤ちゃんに会える動物園
一生のほとんどをぶらさがって過ごすナマケモノ。交尾や出産もぶらさがったまま行います。
うれしいことに近年日本では、ナマケモノの赤ちゃんがしばしば誕生しています。
伊豆|ナマケモノの介添哺育!2022年
2022年6月、静岡県・伊豆シャボテン動物公園にて父「カイ」母「メイ」のあいだに赤ちゃんが誕生しました。
赤ちゃんはメイといっしょに過ごしつつ、飼育員の哺乳や健康管理をうけています。自然哺育では子が衰弱しそうな場合にとられる飼育方法です。
メイのおなかにしがみつき、すくすく成長しています。
性別はまだわかっていませんが、名前は「サイ」に決まりました。
ごはんの時間(15時ごろ)には動くナマケモノ親子が見れるかもしれませんので要チェックです。
那須|ナマケモノ初誕生!2021年
2021年12月、栃木県・那須どうぶつ王国で初めてとなるナマケモノの赤ちゃんが誕生しました。
父親は2014年生まれの「コマ」母親は2012年生まれの「マロロ」です。
那須どうぶつ王国は2019年からナマケモノの飼育をはじめたばかりですが、見事繁殖に成功しました。
子は「コロロ」栄養不足が心配されたため介添哺育に。いまではマロロに負けないくらい野菜を食べて育っています。
千葉市動物公園|奇跡・テラスの出産
2017年5月、千葉市動物公園では25年ぶりとなるナマケモノの誕生をむかえました。
母「おばあちゃん」は当時推定30歳。野生の寿命20歳を優に超えた、超高齢出産でした。
ちなみに父「お父さん」は1993年来園。おなじく20歳を超える高齢パパです。
日本中を驚かせたおばあちゃんの出産。子は奇跡という意味をもつ「テラス」と名付けられました。
2021年2月、奇跡の子テラスがついに母親になりました。
その後、お知らせ記事(https://www.city.chiba.jp/zoo/news/20210204.html)は削除されました。現在、子がどうしているのか不明です。
2022年5月、テラスが2度目の出産をおえました。
子育てできているようすでしたが、生後3週間ごろ育児放棄を確認。子は人工哺育にきりかえられましたが、衰弱死しました。
なお2022年12月、お父さんは29歳でその生涯を終えました。
のいち動物公園|これまでに6頭誕生
2020年9月、高知県・のいち動物公園でナマケモノの赤ちゃんが誕生しました。
母親は推定2008年生まれの「キュウ」父親は推定1996年生まれの「アミーゴ」ペアにとっては5頭目の子。
キュウはそつなく育児をこなすベテランママです。
子は「コウ」と名付けられ、親離れをはたした現在はバックヤードで暮らしています。
2021年11月、キュウが2年連続出産しました!6頭目の赤ちゃんの名前は「フウ」すくすく成長中です。
2023年3月、立派に育ったフウは神戸どうぶつ王国へ移動しました。
神戸どうぶつ王国|ナマケモノ初誕生
2020年9月、開園以来初めて神戸どうぶつ王国でナマケモノが誕生しました。
母親「シワス」は2016年生まれ、先述したキュウとアミーゴの子です。シワスは初産でしたが、オスの赤ちゃん「ベビドン」を上手に育てあげました。
父親「フガシ」は2021年5月に姫路セントラルパークへ移動。2022年2月、大きくなったベビドンは熊本市動植物園に旅立ちました。
かわって2023年3月には、高知県・のいち動物公園よりオスの「フウ」が仲間入りしています。
2023年3月現在、神戸どうぶつ王国では4頭のナマケモノが展示されています。
- メグ(2008年生)
- シワス(2016年生)
- ミカン(2016年生)
- フウ(2021年生)
コモンマーモセットやインコといっしょに暮らしています。こんなにナマケモノが見やすいとは驚きです。
意外にも20か所以上の動物園で飼育されているナマケモノ。
複数頭飼育している施設や繁殖に成功している施設もあり、赤ちゃんナマケモノを見れる可能性は十分あります。
ぜひ癒し度満点のナマケモノに会いに行ってみてください。
以上、ナマケモノに会える動物園リストとニュースでした。
【参考】
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