上野動物園ゴリラ図鑑!お気に入りのゴリラを見つけよう

05/24/2019

上野動物園といえば、日本最古の動物園。

ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバの世界三大珍獣を展示し、日本一有名な動物園のひとつです。

上野といえばジャイアントパンダ。ですが、パンダに比肩する大人気動物「ゴリラ」を特集します!

さて、何頭のゴリラが上野動物園で暮らしているのでしょうか?

上野のゴリラたちの名前や年齢、関係性などを紹介します。

パーソナリティ豊かな上野のゴリラに注目してみましょう。

上野動物園 ゴリラ

上野動物園のゴリラ

霊長目ヒト科ゴリラ属。

日本で飼育されているゴリラはすべてニシゴリラ。細かくはニシローランドゴリラといいます。

  • Gorilla gorilla ssp. gorilla
  • IUCNレッドリスト 深刻な危機(CR)
  • 生息 コンゴ共和国、ガボン等の熱帯雨林 20万人
  • 身長 オス170cm メス130cm
  • 体重 オス140~200kg メス80kg

オスはメスの2倍ほどに成長します。とくに動物園では肥満が問題となっており、200kgを超すオスゴリラもいます。

ゴリラは森林破壊や密猟、紛争被害等により個体数は減少し続けています。IUCNレッドリストはニシローランドゴリラを絶滅寸前であると評価しています。

絶滅が危惧されている動物の多くは、ワシントン条約により輸出入が規制されています。もちろんゴリラも例外ではありません。

動物園ではゴリラ個体数を維持するために、繁殖促進に努めています。

第1放飼場のゴリラ

ハオコ|シルバーバック

上野動物園の群れのリーダーであるオスのハオコ。1993年8月21日生まれ。

有名な東山動物園のイケメンゴリラ、シャバーニのお兄ちゃんです。ハオコとシャバーニは、繁殖を目的としてシドニーのタロンガ動物園から来園。

上野動物園 ゴリラ ハオコ

瞬く間に、二人は大の人気者になりました。さらに、兄弟ともに繁殖に成功。日本のゴリラ界に貢献してくれています。

世間では弟シャバーニがイケメンだと大注目を浴びていますが、実はハオコも男前!

ワイルドなナイスガイです。ハオコはお尻が大きいので、2足立ち姿が素敵。

ハオコはシャバーニ同様、走り周ったりアクロバティックな動きをしたり、活発なゴリラです。

上野動物園 ゴリラ ハオコ上野動物園 ゴリラ ハオコ

ハオコは立派な白銀の毛が背中から太ももにかけて生えています。

これがシルバーバックと呼ばれる由縁。成熟したオスを意味します。

体が圧倒的に大きく背面が白銀なので、一目で発見できるでしょう。

ハオコの行動も見てて飽きませんが、豊かな表情にも注目!群れの仲間がいるからこそ、さまざまな状況や表情が生まれます。

大きな体だけでなく鼻のしわや目元まで、じっくり観察してみてください。

上野動物園 ニシローランドゴリラ ハオコ シルバーバック

モモコとコモモ、モモカ|ハオコの家族

ハオコの奥さんモモコ。1983年6月3日生まれ。

上野動物園 ゴリラ

幼少期スペインからやって来ました。所属は千葉市動物公園

1999年上野に移動し、翌年モモタロウを出産。その後、千葉へ帰りましたが、2008年再度ブリーディングローンにより上野に戻って来ました。

モモタロウは現在、京都市動物園で2児の父となっています。

ハオコと適度な距離をとりつつ、なんだか優位な雰囲気を醸し出すモモコ。

ゴリラの世界は圧倒的にオスが大きく強いため、常にシルバーバックに追従します。

危険のない動物園では、その関係性が少し変わってくるのかもしれませんね。

モモコの後ろにくっついてるのがハオコとモモコの第2子、モモカ。2013年4月24日生まれ。

上野動物園 ニシローランドゴリラ 親子
左:モモコ  右:モモカ
(2015年撮影)

モモカの姉、コモモ。2009年11月14日生まれ。姉妹仲良く遊んでいる姿にとても癒されます。

上野動物園 コモモとモモカ

このときはまだモモカ2歳、コモモ6歳。

2018年、写真左からコモモ(9歳)、モモカ(5歳)、モモコ(35歳)。

上野動物園 ゴリラの親子

モモカはまだ子どもらしいですが、コモモはモモコと変わらないほどの体格になっています。

祝!モモコが妊娠しました(2021年12月)

2021年12月モモコの妊娠が発表されました。6月に出産予定です。

順調にいけば、モモコは39歳で出産することになります。

2012年に名古屋市・東山動植物園で推定40歳のネネがハオコの弟シャバーニの子を出産しました。高齢出産のため大きな話題を生みました。

ネネは健康な子(キヨマサ)を産み育ててくれました。

不安がないとはいえませんが、モモコが母子ともに健康であることをお祈りしましょう。

リキ|ハオコとモモコの長男

2017年10月9日ハオコとモモコの長男、リキが誕生しました。

詳しくは次の記事をご覧ください。

トト|おばあちゃんゴリラ

ハオコの群れには、もう一人おとなメスがいます。

上野動物園 ゴリラの群れ

名前はトト、1978年生まれ。

ゴリラともヒトともうまく付き合えるトトは、子どもたちとも仲良し。

おばあちゃんのような存在に見えます。

トトの出生地は不明。1979年浜松市動物園に来園したころから記録があります。

上野には1999年にやって来ました。

発情や交尾は確認されたものの、繁殖へは至りませんでした。

しかし、群れのゴリラたち、モモコの子どもたちに優しく接触できるゴリラです。

面倒見の良さから、コモモの母親と間違われることがあったほど。

40歳を迎え、老齢期のトト。これからも健康で長生きしてほしいです。

ナナは亡くなりました

丸い頭と体のナナ。

来園当初は群れになじめず苦労したようですが、ハオコや子どもたちとの関係は良好でした。

わたしが出会ったのは今思えば晩年のナナ。ハオコの群れでは、適度な距離を保っているゴリラでした。

2017年ごろから体重減少が見られ、2018年には丸いナナではなくなりました。

2019年、36歳で死亡しました。

早期発見・早期治療が大切だと身に染みて感じる出来事でした。

上野動物園 ゴリラのナナ

第2放飼場のゴリラ

ピーコは亡くなりました

ハオコグループの隣の展示場にはメスのピーコがいました。

ピーコは2021年12月2日推定51歳の国内最高齢で死亡しました。

1年ほど前から体調を崩していたので、覚悟はしていましたが。

ピーコといえば、布をかぶった姿でおなじみ。とくに赤いのがお好きなんだとか。おばあちゃんでも女子力高め。

岩の上にじっと座っている様子に、神々しささえ感じる素敵なゴリラでした。ありがとうピーコさん。

上野動物園 ゴリラ ピーコ

ピーコの死亡により、上野動物園のニシゴリラは6人になりました。現在はハオコの群れが第1・第2放飼場を行き来しています。

群れで暮らす上野動物園の6人のニシゴリラ。

愛嬌のあるリーダー、ハオコ。優しく強い母モモコ。おとなへと近づくコモモ。まだまだおてんばモモカ。小さくてもムキムキリキ。みんなの味方トト。

それぞれの個性を知ると、お気に入りのゴリラがきっと見つかるはずです。ぜひ時間をかけて観察してみてください。

上野動物園 ゴリラ

以上、上野動物園のゴリラでした。

【参考】

上野動物園公式ホームページ