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肉食動物と猿がたくさん【浜松市動物園】行く前に読んでほしい記事

06/13/2023

静岡県浜松市の観光名所「浜名湖」の近くに動物園があることをご存知でしょうか?

その名は「浜松市動物園」浜名湖のおとなりにある舘山寺総合公園内にある施設です。

この記事は浜松市動物園のアクセス(公共交通機関)や料金の案内、おすすめ動物など来園前に知っておきたい情報をお届けします。

この記事でわかること
  ✔ 浜松市動物園の魅力
  ✔ 浜松市動物園のアクセス(公共交通機関)
  ✔ 浜松市動物園の営業案内(料金、時間など)

浜松市動物園とは?

1950年に開園した浜松市動物園。場所は浜松城公園内でした。

1983年、舘山寺総合公園内の施設として新たなスタートを切りました。南側には植物園「フラワーパーク」が併設されています。

敷地面積13万平方メートル(サッカーコート約18面分)を超える敷地で80種以上の動物種が暮らしています。

浜松市動物園 正門ゲート

魅力その1 – 肉食動物たくさん!

浜松市動物園の魅力その1は「肉食動物」の充実です。

ホッキョクグマ、トラ、ライオンなど大きな動物からリカオン、クロヒョウなど珍しい動物まで、10種類の肉食動物に会うことができます。

  • 浜松市動物園の肉食動物(食肉目)
    • アムールトラ(3頭)
    • ライオン(2頭)
    • リカオン(2頭)
    • クロヒョウ(5頭)
    • ユキヒョウ(1頭)
    • ホッキョクグマ(2頭)
    • ツキノワグマ
    • レッサーパンダ
    • コツメカワウソ
    • ミーアキャット
浜松市動物園 アムールトラ サーシャ

子どもからお年寄りまで|動物の成長をみれます

zoo zoo diaryが浜松市動物園の肉食動物をおすすめする理由のひとつは「若い個体から老いた個体まで観察できる」からです。

2021年2月にはアムールトラの繁殖に成功し、4つ子が誕生しました。うち3頭は県外の動物園へ旅立ち、現在は父母娘の3頭のアムールトラに会うことができます。

2015年、2018年、2019年には、クロヒョウの子が生まれており、日本最多の5頭(父母子)のクロヒョウを飼育しています。

ホッキョクグマは現在2頭。2014年に大阪市・天王寺動物園で繁殖に成功した母「バフィン」とそのとき生まれた娘「モモ」が暮らしています。

1頭だけ飼育する場合もあるトラやホッキョクグマですが、浜松市動物園では子と親を飼育。そのため、動物の成長過程をかいま見ることができます。

また、浜松市唯一のユキヒョウである「リーベ」は2023年6月現在、日本最高齢(20歳)のユキヒョウです。

老年期にある動物の落ち着いたようすは若い個体にはない魅力があります。

浜松市動物園 ユキヒョウ リーベ

めずらしい肉食動物(リカオン、クロヒョウ等)に会えます

zoo zoo diaryが浜松市動物園の肉食動物をおすすめするもうひとつの理由は「珍獣に会える」からです。

リカオンとクロヒョウは全国3か所、ユキヒョウは全国9か所の動物園にしかいないとてもめずらしい動物です。

いずれも柵で囲われた展示場のため、匂いや音など動物の気配を近くに感じることができます。

浜松市動物園 リカオン

魅力その2 – サルがたくさん!

浜松市動物園の魅力その2は「サル」の充実です。

ゴリラ、オランウータン、チンパンジーなど大きなサルからタマリン、マーモセットなどの小さなサルまで、22種類ものサル(霊長目の動物)に会うことができます。

ずらーっと並んだ檻の展示場は「サルのアパート」と称されています。たくさんのサルを見比べることができるエリアです。

  • 浜松市動物園のサル(霊長目)
    • ワオキツネザル
    • クロキツネザル
    • アカテタマリン
    • クロミミマーモセット
    • ゴールデンライオンタマリン
    • クロザル
    • スマトラオランウータン
    • チンパンジー
    • ニシゴリラ
    • ヒゲサキ     など計22種

ヒゲサキは3か所、クロザルやフランソワルトンは5か所など珍しいサルもたくさんいます。

なかでも小型サル舎にいるゴールデンライオンタマリンを飼育している動物園は浜松市のみです。

アクセス【浜松駅からバスで行けます】

浜松駅から車で約30分|駐車場は広い!安い!

浜松市街地から車で30分ほどの位置にある浜松市動物園。

フラワーパークや浜名湖があるため駐車場は3か所設けられています。ぜんぶで500台以上停められるので、車での来園も安心。

駐車料金は1回200円。時間制ではありません。

浜名湖はドライブコースとしても人気があり、遠方の方はレンタカーの利用がおすすめです。

公共交通機関はバスのみ ※注意!

観光地である浜名湖には直通のバスが運行中です。

始発は「浜松駅」バスターミナル1番のりば。ゆき先は「30 舘山寺温泉」です。

約40分ほどで「動物園」に到着します。

乗り換えもなく楽そうですが、ここで注意点が2つあります。

浜松市動物園へバスで行くときの注意点

  1. 全国共通の交通系ICカードは使えない
  2. 時間によっては満員バス

まず、浜松市の市バス【遠鉄バス】は全国共通の交通系ICカード(Suica等)は使えません

片道590円を現金で用意する必要があります。地味に面倒なひとこまです。

さらに、バスの本数が平日、土日祝ともに1時間に1本程度。時間帯によっては混雑が予想されます

わたしの場合、行き(お昼ごろ)はすんなり座れましたが、帰り(16:30ごろ)は乗車時点ですでに満席。

途中で席が空くだろうと思いきや次々と乗車客はふえ、結局、浜松駅まで約40分間立ちっぱなし。動物園で歩きまわったあとの足にはかなり酷でした。

バスを利用する際は時間をずらすか、立つ覚悟をもって乗ることが吉です。

営業案内|開園時間や入園料など

開園時間9:00ー16:30

16時以降は閉園準備がはじまります。すべての動物を見るためには15時までの入園をおすすめします。

休園日は12月29日~12月31日の3日間のみ。

入園料は中学生以下無料!非常にリーズナブルな動物園です。

  • おとな(高校生以上) 500円
  • 中学生以下 無料

また、満70歳以上の方も無料で入園できます。

年間フリーパスは1500円。3回以上来園する方はお得になります。

浜松市動物園サポーター

個人の方は1口3000円以上の年会費で浜松市動物園サポーターに入会できます。

入会費はエサの購入や施設の整備につかわれます。

会員特典として期間中は入園が無料となります。さらにオリジナルグッズがもらえたりサポーター限定イベントに招待されたりと嬉しいことだらけです。

浜松市動物園 クロカンガルー 2頭

意外と知られていない浜松市動物園。興味が湧いてきましたか?

次回は浜松市動物園で会えるおすすめ動物をくわしく紹介します!

【参考】

浜松市動物園 https://hamazoo.net/index.php