安佐動物公園にいたキリン「ノブヨ」の子孫【動物の相関図】
広島県広島市にある安佐動物公園は1971年に開園。約51万平方メートル(サッカーコート70面以上)の敷地に150種ほどの動物たちが暮らしています。
2015年には約90億円をついやす大規模な再整備をおこなうことを発表し、現在リニューアル進行中の動物園です。
開園当初からキリン飼育にとりくみ、たびたび繁殖を成功させています。
そんな安佐動物公園のキリンの歴史をしらべたところ、ハルキ・ノブヨのペアの血縁が現在までつづいていることがわかりました。
そこで、今回は安佐動物公園のメスキリン「ノブヨ」を中心とする家系図を紹介します。
ノブヨ|多摩動物公園生まれ
ノブヨはノブエの子として多摩動物公園で生まれました。生年や父親はわかりませんでしたが、1991年以前に生まれたキリンです。
2020年に亡くなった多摩動物公園のノゾミ(1992年生)の姉にあたります。
ノブヨはその後安佐動物公園へ移動し、1992年に東北サファリで誕生したオスのハルキとペアリングに成功。2頭の子(キリコとゴンタ)が元気に育ちました。
キリコはその後も安佐動物公園で暮らし、3頭のオスと子をのこしています。
一方のゴンタは山口県周南市・徳山動物園に移動。1頭のメスと8頭の子をもうけました。ゴンタの子どもたちは全国の動物園へ旅立ち、繁殖に成功しています。
詳しくは「」をご覧ください。
2022年8月までに25頭以上の子孫が生まれています。2020年には安佐動物公園でノブヨ初となる玄孫(アカリ)が誕生しました。
ノブヨの家系図
2022年7月現在()内は年齢順
- ノブヨの子 2頭(キリコ、ゴンタ)
- ノブヨの孫 12頭(ユウキ、ナオキ、メグミ、アキコ+ゴンタの子8頭)
- ノブヨのひ孫 11頭(コユキ、カナ、ハグミ+ゴンタの孫8頭)
- ノブヨの玄孫 2頭(アカリ、アユム)
ノブヨの母ノブエは1992年にメスのノゾミを出産しています。
ノゾミは生涯多摩動物公園で暮らし、27歳という高齢出産でメスの子を生みました。その約半年後に亡くなっています。
キリコは父ハルキと子ナオキ、そして山口県・秋吉台サファリランドからやってきたアキヨシの子を生んでいます。
アキヨシは秋吉台サファリでハルキと名付けられましたが、安佐動物公園にはすでにハルキがいたためアキヨシと呼ばれていました。
ゴンタはサクラとのあいだに8頭の子がいます。そのうち6頭は全国各地で健在なうえ、5頭は繁殖に成功しています。
ざんねんながら2020年12月にゴンタが、2022年6月にサクラが亡くなり、現在徳山動物園にはキリンはいません。
秋吉台サファリで生まれたナオキの子コユキは2022年にオスの子を出産しています。父親がわからなかったため記載していません。
本記事は過去のニュースや動物園ブログ等を参考にまとめています。誤りや追加があればご指摘お願いいたします。
【参考】
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