トクモンキーとシシオザルが登場!ときわ動物園アジアの森林

シシオザルとトクモンキー|ときわ動物園3

魅力的なサルにあふれた山口県宇部市のときわ動物園。シロテテナガザルの群れに後ろ髪ひかれつつ、先へと進みます。

ときわ動物園 マップ

すると、またハヌマンラングールに会えます。最初に現れた展示場の反対側からも見れるのです。違った角度から動物を観察できる、うれしいつくりです。

お次はシシオザルの展示場。

シシオザル

オナガザル科マカク属のサル。

顔周りに生えた灰色の立派なたてがみが印象的。尾の先がライオンのものと似ていることから、「獅子尾」と名付けられました。

ときわ動物園のシシオザル

ときわ動物園では、現在、父レタス(18歳)、母ヒロ(9歳)、子ハチ(1歳)、そしてレタスの弟ガッツ(11歳)の4頭が暮らしています。

わたしが訪れたときは、ガッツが放飼されていました。しかし、木の裏に隠れたまま動じず。良い写真が撮れませんでした。ざんねん。

ときわ動物園の展示場の多くは、オリではなくネット。カメラで撮るとネットが消えるため、写真撮影にはおすすめです。

一時はレタス一家とガッツの同居訓練が行われていました。しかし、現在は繁殖推進のため、別々に展示されているようです。

レタス一家
月・水・金・日曜日の午前中。木・土曜日の午後。
ガッツ
月・水・金・日曜日の午後。木・土曜日の午前中。

動物の体調や状況により展示時間など変更している可能性もあります。ご了承ください。

ハチに会いたかったけれども仕方ない、とシシオザル舎をあとにします。

【追記】2019年5月シシオザルの赤ちゃんが誕生しました。

そして、またまたサルが登場します。

トクモンキー

トクモンキーはシシオザルと同じ、オナガザル科マカク属。

スリランカにのみ生息している小さめのサルです。日本では愛知県犬山市モンキーセンターと、ときわ動物園でしか会えません。

形態

全体的には、赤~黄みを帯びた茶色。

顔は肌色で毛は生えておらず、アイラインを引いたようなくっきりお目目が際立ちます。メスは年齢を重ねるにつれ、お顔がピンク色になります。

最大の特徴は、真ん中から外側に向かって生える頭頂部の毛。つばのないトーク帽に似ていることから、その名が付けられたと言われています。

写真では、光が当たってわかりにくいですが。とても美形なおサルさんです。

ときわ動物園 トクモンキー

群れ

リーダーのオスを中心とした順位のある群れで生活しています。下位の個体は、食事にありつけず若いうちに亡くなることもあります。

オスは成熟する前に育った群れを離れます。そして、新しい群れに入れてもらわなければなりません。単独では、子孫を残すどころか生きることさえ難しい状態となります。

一方、メスは生涯生まれ育った群れで暮らす傾向にあります。

繁殖

交尾はリーダーのオスが優先されます。繁殖期は7~9月。半年ほどの妊娠期間を経て、通常1頭の子を出産します。

約6か月は母乳で育ち、2歳ごろにはひとり立ちします。性成熟は6歳ごろです。

幼獣や群れから旅立ったオスの死亡率は高いものの、性成熟まで生きのびたトクモンキーは30年近く生きると言われています。

食事

トクモンキーは樹上でも地上でも行動し、多くの時間を採食に費やします。

雑食性ですが、果物や花、葉など植物を好むことが知られています。

目が非常に良く、物を立体的かつ色彩豊かにとらえることができます。エサを探すときも嗅覚より視覚を利用するため、昼間に活動すると考えられています。

リスみたいなサル?!

トクモンキーは、リスのように口の中に食べ物を貯める袋を持っています。採食中に敵を見つけても、エサを放り捨てることなく逃げることができるという、優れもの。

ときわ動物園でも、エサでいっぱいにふくらんだ頬を見ることができました。

ときわ動物園 トクモンキー
リスのようにエサを頬に貯める

ちなみに上の写真を撮ったのは、14:30ごろでした。

ときわ動物園のトクモンキー

現在、15頭ほどのトクモンキーが暮らしています。ときわ動物園のトクモンキーは、上下関係が緩く、仲良しなんだとか。

最近のトクモンキーの話題は、

妹ラビニアの子とわが子を育てる姉エル!

2018年3月にエル(16歳)がコマリ(メス)を、ついで4月にラビニア(14歳)がキリノッチ(オス)を出産しました。

しかし、ラビニアは出産後赤ちゃんを抱こうとしませんでした。それを見かねたエルが手を差し伸べたのか、2頭を育てる形になっていたそうです。

授乳したり行動を見守ったり、母親の苦労は計り知れません。

そんな飼育員さんの心配をよそに、エルと2頭の赤ちゃんは元気に過ごしているということで、なによりです。

さらに驚いことに、エルがラビニアの子を育てるのは、今回が2度目!2年前にも、人工哺育寸前のラビニアの子を育て上げました。

エルの心の広さ、妹を助ける優しさに感激。

トクモンキーの授乳期間は半年ほど。エルが2頭を抱える姿は、もうすぐ見納めかもしれません。

群れを入れ替えながら展示しているため、時間を合わせて行くことをおすすめします!

トクモンキーの赤ちゃんに会える時間
月・水・金・日:午前中
火・木・土:午後

エルと子どもたちの背景を知っていると、よりいっそう群れの絆や子どもの大切さを感じることができます。やっぱり動物園は予習してから行くべし、です。

世界遺産に住むサル

世界的にマイナーなトクモンキーですが、スリランカでは一般的なサル。

世界遺産ポロンナルワ遺跡には、野生のトクモンキーが住みついており、観光客を楽しませているそうです。

歴史的建造物とともに、動物が見れるとは一石二鳥!

スリランカツアーをベルトラで検索!

近年、土地開発により多くの森が減少し、トクモンキーの個体数も大幅に減少しました。現在は、絶滅危惧種に指定され、ワシントン条約により規制されています。

ところが、スリランカでは無法状態が続いています。

農作物を食べるなど、現地人から疎まれる一面があるトクモンキー。国際的に保護されている動物にもかかわらず、狩猟や飼養が許されています。

ときわ動物園 トクモンキー

どこの国でも動物と人間の共存は重要な課題です。

トクモンキーが暮らしている森を残してほしい、と願っています。

ときわ動物園のサルのごはん

以前はバナナやリンゴなどの果物中心の生活だった、ときわ動物園のおサルさんたち。

最近は糖質が多く含まれる食事から、タンパク質や繊維質に富んだ食事へと変更しています。

その結果、サルたちの毛並みが良くなったり体格が改善したり、みるみるうちに体調が良くなったそうです。

また、落ち葉の中に大豆を撒いたり、手作り―のフィーダーを用いたりして、エサを与えるときにも一工夫加えています。採食時間が長くなり、動物園の退屈な生活に変化が生まれます。

ときわ動物園の食事は生息地再現とともに高く評価され、2017年エンリッチメント奨励賞を受賞しました。

わたしたちが健康的な動物を見れるのは、彼らのために情報収集し、検証している飼育員さんたちのおかげです。

ときわ動物園4へつづく

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One Reply to “トクモンキーとシシオザルが登場!ときわ動物園アジアの森林”

  1. トクモンキーはじめてみました‼️耳がすごい形ですね!

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