コアラもカンガルーも続々誕生!平川動物公園2019最新情報

不思議な動物、コアラとヒヒとクマ|平川動物公園2019-3

鹿児島県鹿児島市の平川動物公園。

前回までに、草食・肉食動物、霊長類、南米の動物などが登場しました。新しい命が生まれたものや天寿を終えたものなど、最近の平川動物公園の様子をお届けしています。

登場動物

不思議な動物ゾーン

トキイロコンドル

1976年にペルーから来日したサラ、推定43歳以上。平川動物公園で最も長く飼育されている個体です。

コンドルの寿命は長く、50年以上と考えられています。飼育下で、75年以上生きたアンデスコンドルが報告されています。

日本では北海道・おびひろ動物園のアンデスコンドル、ジェーン(メス)とジャック(オス)が推定62歳以上の最高齢。ざんねんながら2019年9月5日、ジェーンが先立ちました。

平川動物公園のサラは、羽毛の乾燥中。

平川動物公園 トキイロコンドル

コントラストが美しいトキイロコンドル。

しばらく眺めていると、色鮮やかなお顔も見せてくれました。

平川動物公園 トキイロコンドル

狭い空間に申し訳なさを感じますが。これからも健康に生きてほしいと願います。

今回写真は撮れませんでしたが、アフリカハゲコウのティンガも変わりない様子でした。

アフリカタテガミヤマアラシ

2つの屋外展示場に1頭ずつ放飼されていました。

2018年にお伝えできなかった、ヤマアラシの名前がわかりました。平川動物公園では、現在4頭のアフリカタテガミヤマアラシを飼育中です。

2015年生まれのピン子(メス)、2014年生まれのポル(オス)、2011年生まれのカオリ(メス)、そしてサトシ(オス)。

サトシだけ誕生日の記載がなく、「元気なおじいちゃん」と一言。一番年上なのでしょう。

紹介文にはそれぞれの特徴が書かれています。わたしが訪れたときは、ポルとサトシが展示中でした。個体識別ができるのは、うれしいですね。

平川動物公園 ヤマアラシ
サトシ

ピン子、ポル、カオリの母親コリンの紹介はありませんでした。死亡したのか展示していないのか移動したのか、詳細不明です。

エラブオオコウモリ

夜行性動物館の出口近くには、オオコウモリの展示場があります。

平川動物公園 エラブオオコウモリ

物静かで動かないオオコウモリ。ひっそりと展示されており、足を止める人はほぼいません。わたし自身、オオコウモリに興味を抱くまで注目していませんでした。

平川動物公園のオオコウモリは、国指定天然記念物のエラブオオコウモリ。南西諸島に生息するクビワオオコウモリのうち、鹿児島県の口永良部島~宝島に生息する固有亜種です。

よくよく見てみると、オオコウモリは目をぱっちり開けて起きていました。クビワ(首輪)の由来となった首元のクリーム色の毛がゴージャスです。

平川動物公園 エラブオオコウモリ

世界で唯一エラブオオコウモリに会うことができます。ぜひお見知りおきを。

オーストラリアの自然ゾーン

ベネットワラビー

オーストラリア・タスマニアに生息するベネットワラビー。

暑い夏の日、ワラビーは入水中。どうやらおなかには赤ちゃんが入っているようです。

平川動物公園 ベネットワラビー

カンガルーは、おなかの袋を開け閉めする筋肉を持っています。そのため、袋の中が水浸しになる心配はありません。足がはみ出ているのが気になりますが。

オオカンガルーとアカカンガルーも変わらず。ボーっとした癒しの空間です。

一方、オーストラリアの鳥エミューは興奮中。遊びなのか喧嘩なのか、小走りで突き合いをしていました。速すぎてカメラが間に合わず、むねん。

コアラ

日本で最も多くのコアラを飼育している平川動物公園。

この日も5頭以上のコアラを見ることができました。ほぼ睡眠中ですが、さすがは国内最多!起きているコアラが1頭だけいました。

たくさんのユーカリに囲まれて幸せそうです。

平川動物公園 コアラ

入れ替わりの多い平川動物公園のコアラたち。現在は2018年生まれの子ども3頭を含む、計11頭が暮らしています。

2018年に来園したコアラ
3月オーストラリアより:バンブラ(オス)、ジェイン(メス)
5月東山動植物園より:ミライ(メス)
2018年に誕生したコアラ
6月:ユイ(メス)、セイ(オス)
8月:レイ(メス)
2019年に死亡したコアラ
1月:ピックス(オス、15歳)
7月:エミ(メス、5歳)

オーストラリア・ドリームワールドから来園したバンブラとジェインは、それぞれセイとレイの親になりました。

ジェインは凄腕ママ。実子レイだけでなく、セイとユイも面倒を見ていたようです。現在は親離れしたため、コアラだんごは見れませんが。

莫大な飼育費を必要とするコアラの飼育のみならず、繁殖にも成功している平川動物公園。今後も新たな命誕生と3頭の子コアラの成長が楽しみです。

ビントロング

コアラ館からインドの森ゾーンの間にあるビントロング舎。着いてすぐ、悲しい案内を発見しました。

平川動物公園 ビントロング

ビントロングの寿命は15年ほど。飼育下では25年以上生きたという報告もありますが。ノエルは寿命を全うし、いつまでも可愛い姿を見せてくれました。

2019年2月、ハヤトとチャコの子、ラブは伊豆シャボテン動物公園に移動しました。

現在、平川動物公園にはハヤト(13歳)とチャコ(12歳)の2頭が飼育されています。

ヒヒ山

前回訪れたときには、別のエリアに固まっていたマントヒヒとバーバリーシープ。今回は、バーバリーシープがヒヒ山の上まで登っていました。

平川動物公園 マントヒヒ バーバリーシープ

マントヒヒとバーバリーシープ

平川動物公園名物のヒヒとヒツジの混合展示。

マントヒヒは、ヒヒ山でのんびりするものと地上を歩きまわるもの、大きく2つのグループに分かれていました。

2018年に見たときよりも、マントヒヒとバーバリーシープが親密になっている気がしました。なかには、家族のようにいっしょにいるものも。

平川動物公園 マントヒヒ バーバリーシープ

マントヒヒの群れには小さな赤ちゃんが数頭、子どもが10頭ほどいました。子ヒヒたちは自分の親よりも大きなヒツジの存在に興味津々。

こっちをさわってみたり、

平川動物公園 マントヒヒ バーバリーシープ

あっちをさわってみたり。

平川動物公園 マントヒヒ バーバリーシープ

自分たちとは違う動物ということは、わかっているのでしょう。

バーバリーシープは無関心の様子でしたが。しばらくすると子どもたちに囲まれていました。

平川動物公園 マントヒヒ バーバリーシープ

最終的には、おとなのマントヒヒも集まって来たので、バーバリーシープは撤退。敵でも味方でもない、不思議な関係に見えました。

前回はマントヒヒとバーバリーシープがふれあうところを見れなかったので、今回はラッキーでした。

異なる種の動物をいっしょに放飼する混合展示。さまざまな動物の表情や行動、関係性を垣間見れる展示法です。ぜひ、ゆっくり観察してみてください。

インドの森ゾーン

主役のインドゾウ、推定42歳のラウナ(オス)とアンリー(メス)。とくに変わった様子はありませんでした。

ところが、今年ラウナが交尾をしかけていたそうです。ラウナはまだまだやる気みたいです、フレフレ!

カワウソやペンギンなど小動物たちも暑さにやられて、あまり活発ではありませんでした。

平川動物公園 アライグマ

一方、カリフォルニアアシカは元気よく泳ぎまわっていました。涼し気で癒されます。

世界のクマゾーン

立派な毛皮をまとったクマたちは、ぐったり。そんななか、東南アジアに生息するマレーグマはぐるぐる歩きまわっていました。

ホッキョクグマ

高齢で健康が気になるホッキョクグマのカナ。

案の定、べったり床にくっついて寝ています。時折、顔を上げて周りの様子を見渡していました。

平川動物公園 ホッキョクグマ

毛が濡れているのが雨のせいなのか、プールに入ったのかはわかりませんが。毎年、カナが小さくなっていく気がします。

しかし、バケツで遊んだり氷をもらったりと、2019年の夏を楽しく過ごしている様子。

動画を見てホッと一安心。タイミングが合えば、元気なカナに会えるかもしれませんね。


マサイキリンやコアラの繁殖成功は、平川動物公園にとっても動物園好きにとっても大ニュースでした。すくすく成長してほしい、と願うばかりです。

繁殖パートナーのいないオランウータンやクロサイ、ヒョウ、ジャガーなどは、今後の動向に引き続き注目ですね。

動物園は命を扱う場所。たった1年でも、嬉しいことがあれば悲しいこともあります。

今、動物に会えることに感謝です。

以上、2019年夏の平川動物公園でした。

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