ブロンクス動物園でユキヒョウとレッサーパンダに会おう!
アジアの高地にいる動物|Bronx Zoo3
ニューヨーク州の北、ブロンクス動物園を紹介しています。Bronx Zoo2ではシフゾウやマレートラが登場しました。

今回は、ヒマラヤ山脈に生息する動物たちがお目見えします。
マレートラに後ろ髪惹かれながら先へ進むと、案内板が見えてきました。

左へ行けばユキヒョウ。右へ行けばワオキツネザル。わたしにとってはどちらも今すぐ見たい動物。
しばし悩み、意を決したわたしは左へ。お昼は寝ている確率の高いユキヒョウを先に見に行くことにしました。
しばらく歩くと右手に階段。Brown Bears(ヒグマ)展示場の入口です。時間もなく日本でも見れるということで、割愛しました。

ヒマラヤの動物
ユキヒョウがいるエリアはHymalayan Highlands〈ヒマラヤ山地〉。
世界最高峰エベレストがあることで有名なヒマラヤ山脈は、中国やネパールにまたがる広大な地域です。自然豊かな山地には数多くの動物が生息しています。
ユキヒョウ
食肉目ネコ科ヒョウ属のユキヒョウ。
その名の通り雪が降るような寒い地域に生息しています。一般的なヒョウとは異なり、雪山の保護色となるよう白~灰色の毛に覆われています。
きっと起きているだろうと思い、最初に現れた広い放飼場をしばらく観察。しかし、ユキヒョウの姿は見えません。
次いで、狭い山の合間を再現したような展示場へ。こちらにもユキヒョウはいない様子。
おかしいなぁと思いながら、3つ目の展示場に目をやると、そこには鳥と骨。
ユキヒョウのエリアでは?と不思議に思い、看板を見て納得しました。
獲物を展示!
彼らはユキヒョウの獲物。

捕食者であるユキヒョウは、鳥やヒツジなどをハンティングします。立派な角を持つ頭蓋骨は、ヤギ属アイベックスのものです。
同じ生息地の動物をまとめて展示している施設はしばしば見かけます。一方で、獲物です、と紹介されている展示は初めて見ました。
野生動物の食物連鎖。つまり危急種であるユキヒョウを救うためには、獲物の存在が必要不可欠だということを教えてくれます。
でもわたしが見たいのはユキヒョウ。戻って探すことにします。
ユキヒョウの展示場
狭い展示場のどこかに隠れているんだろうと思った矢先。なんとユキヒョウは目の前にいました!

今思うと信じられませんが、何度も通り過ぎたのに全く気付きませんでした。わたしと同じように、多くの方が素通りしていました。
ヒトの目が悪いのか、ユキヒョウのカモフラージュがすごいのか。生息地の雪山で観察することは、極めて困難だろうと思い知らされました。
すやすや眠るユキヒョウ。

動きまわる姿が見れずざんねんでしたが、無防備なユキヒョウの寝姿に癒されます。大きな肉球もゆっくり見ることができました。
ユキヒョウを探そう!
この狭い展示場にユキヒョウがいたことを考えると、1つ目の広い放飼場にもユキヒョウがいるに違いありません。
戻ってみると、先ほどからガラスの前にたたずむ人がいることに気付きました。彼の視線の先には木。
よくよく見てみると、少し動いているようです。カメラのレンズを覗き、最大限アップにします。
木陰で動く物体は、紛れもなくユキヒョウ。何かを食べ終わった様子で、前足をきれいに舐めています。
慌ててシャッターを切りましたが、時すでに遅し。ユキヒョウはお休みモードに入ってしまいました。

たたずむ人のおかげで発見できてラッキーでした。彼がいなければ見つけるのに相当時間がかかったことでしょう。
ユキヒョウが見つからないときは、木の周りに注目です。
レッサーパンダ
同じくヒマラヤ山脈に生息するレッサーパンダ。食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属の動物です。
活発に歩きまわり、写真は思うように撮れませんでした。

日本と同じように、レッサーパンダは海外でも人気が高い様子。ガラスがなく上から見下ろす形の観覧スペースには、人だかりができていました。
しばし秋の気配を感じながら、広い園内を先へと進みます。

そしてまた案内板が見えてきました。

ついにGorillaの文字が現れました。大本命であるゴリラを早く見たいところ。
しかし、効率よく周るため、園内マップ左端にあるJungle Worldを先に制覇することに決めました。
エリアの入口はアジア感たっぷり。

ゲートをくぐると休憩スペースと売店があります。
小腹が空いたわたしはフライドチキンとポテトを購入。これがめちゃくちゃ美味しい!写真を撮っておくべきでした。みなさんもお試しあれ。
ワイルド・アジア・モノレール
近くにはモノレール乗り場の看板。Wild Asia Monorailは3~10月限定の乗り物です。自然豊かな動物園内を解説付きで巡ります。
もちろん、動物にも会えます。アジアゾウ、インドサイ、レッサーパンダ、トラなどアジアに生息する動物たちが次々と登場。
わたしは11月に来園したため、モノレールは運休。大好きなインドサイに会うことはできませんでした。
Total Experience Ticket には、モノレール料金が含まれています。暖かい季節に赴き、ぜひ体験したい乗り物です。
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