ブロンクス動物園に行ったらコビトマングースとゲラダヒヒに注目!
ジラフ・ビルディングとヒヒエリアの動物|Bronx Zoo6
ニューヨーク州ブロンクス動物園。都市動物園としては最大級の広さを誇り、生息地展示が多く見られます。
ブロンクス・リバー側から入園し、アフリカに生息するリカオンやハイエナなどが展示されたアフリカの平原まで進んできました。
今回はアフリカの平原にある室内展示施設と、お隣のヒヒエリアを紹介します。

カーター・ジラフ・ビルディング
アフリカの平原内に設けられた施設。James Walter Carterの寄付でつくられました。キリンだけでなくツチブタやマングースが飼育されています。
キリン
寒い季節、ジラフ・ビルディング内で展示されています。わたしが訪れた11月は屋外展示でしたが。
広い放飼場よりもキリンに大接近できる人気スポットです。また、赤ちゃんが生まれた際には、屋外デビュー前に室内でお披露目されます。
ちなみに、ブロンクス動物園生まれのオスのキリンの名は、みなジェイムス。メスはカーター氏の奥様の名マーガレットが付けられています。
ツチブタ
ツチブタ目ツチブタ科ツチブタ属に分類される唯一の動物。英名はAardvark(アードバーク)。アフリカ大陸のサバンナや森林に生息しています。
大きな耳とブタ鼻がチャーミングなツチブタ。
夜行性のため、わたしが行った時は睡眠中でした。
朝10時ごろには、飛び回り穴を掘るツチブタを見れると飼育員さん。活発なツチブタを見たい方は、朝早く訪問しましょう。
ツチブタに会える動物園
珍獣感ただようツチブタ。日本でも見ることができます。可愛らしい表情や素早い動きをじっくり見たいですね。
コビトマングース
食肉目マングース科コビトマングース属。英名はドワーフマングース。おもに東アフリカの草原や低木地に生息しています。
15センチ以上の長い尾を持ちますが、体長20~30センチと小さなマングース。アフリカ最小の肉食動物と言われています。
家族や兄弟構成された群れで生活するコビトマングース。ブロンクス動物園では、10頭ほどのコビトマングースが大きな塊になっていました。

丸い目と耳に、尖った鼻先。両手に抱えられるほどのサイズ感も相まって、可愛さ満点です。
コビトマングースに会える動物園
日本では、東京都・上野動物園と大阪市・天王寺動物園で飼育されています。
意外と知られていない癒し動物。ぜひお見知りおきを。
ソンバ村
長方形のようなアフリカの平原ゾーン。そのお隣には可愛らしい建物が並ぶ村エリアがあります。
軽食やお土産を販売するショップもあり、たくさんの人で賑わっていました。

地図を見るとSomba Villageとあります。帰省してから調べてみました。
ソンバ村は、西アフリカ・ベナンにあるソンバ族が住む村をイメージしてつくられています。とんがり屋根の建物は、タタソンバと呼ばれる伝統的家屋。
ソンバ族の村よりさらに北へ進むと、ニジェール、ブルキナファソ、ベナンの3か国からなるユネスコ自然遺産へのベナン側の入り口、パンジャリ国立公園があります。
ブロンクス動物園に行ったことで、アフリカの民族文化や国立公園を学ぶことができました。
ブロンクス動物園は大きな案内板や写真、展示スペースを用いて、野生生物がいる地域の雰囲気や状況を伝えています。動物保全に努める動物園の重要なお仕事です。
ソンバ村の隙間からははヒヒの丘が見えました。
バブーン・リザーブ
ヒヒを中心とするBaboon Reserve〈ヒヒの保護地〉には、ゲラダヒヒの他アイベックスとハイラックスが展示されています。
ゲラダヒヒ
霊長目オナガザル科ゲラダヒヒ属。エチオピアの高原に生息します。
サンディエゴ動物園では赤い胸が見れなかったため、今度こそはと必死に眺めます。しかし、わたしの心は届かず、ゲラダヒヒは草取りに夢中。

2度も会えたのに目視できないなんて、本当にざんねん。
ところが動物園を後にしてから気づいたことが!
村側からだけでなく、クマ展示場側からもゲラダエリアを観察できるようです。なぜ気付かなかったのか悔しくてたまりません。
初めての動物園に行ったときは、地図をよく見ようと決心しました。
アイベックス・ハイラックス・ヒヒの混合展示
ブロンクス動物園では、アイベックス、ケープハイラックス、ゲラダヒヒが同じエリアに展示されています。

ハイラックスの存在に全く気付きませんでしたが。3種が生活する様子をじっくり見たいですね。
Bronx Zoo7へつづく
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