キンシコウに会える!熊本市動植物園のサル舎を紹介します

キンシコウとサル舎の動物|熊本市動植物園3

20118年12月に全面開園した熊本市動植物園。前回は猛獣を紹介しました。

ひきつづき、部分開園時には会うことのできなかった動物たちが登場します。

熊本市動植物園 園内マップ

ユキヒョウの先にある半野外の通路に入って行きます。

最初に見える檻は現在準備中。今回アンゴラコロブスに会うことができなかったので、彼らの展示場だと思います。

角を曲がり見えてくるのは、黒と白の毛が美しいサル。

エリマキキツネザル

霊長目キツネザル科エリマキキツネザル属。マダガスカルに生息する動物です。

顔の周りの毛が長いことが名前の由来です。体長は50センチほど、しっぽはそれより長い。大型のキツネザルです。

熊本市動植物園では、クロシロエリマキキツネザルが飼育されています。

熊本市動植物園 エルマキキツネザル

朝訪れたときは、丸い団子になっていました。

猫背ならぬ猿背。

しばらくすると皆出てきて、せわしく周りを警戒しているようでした。

熊本市動植物園 エリマキキツネザル

食用として乱獲されていたエリマキキツネザル。農地開拓が彼らをさらなる窮地へと追いやりました。

現在はIUCNレッドリストにおいてCR(近絶滅種)と指定されています。

ビントロング

食肉目ジャコウネコ科ビントロング属。おもに東南アジアの森林に生息し、木登りを得意とします。

体長60センチ以上、体重10キロ前後。尾は体と同じくらい長く太い。近くで見ると意外と大きな動物です。

熊本市動植物園で初お披露目となるビントロング。全面開園に合わせて、オスのブーンが福岡市動物園からやってきました。

ブーンは2017年生まれ。まだ2歳にもなっていませんが、見た目は立派なビントロング。わたしが見たときはひたすら歩きまわっていました。

まだ展示場になれず、落ち着かないのでしょうか。写真も撮れそうになかったので、ガラスにへばりつきたい気持ちを抑え遠くから眺めました。

マンドリル

アフリカ西部に生息するオマキザル科マンドリル属の動物。

カラフルなお顔が印象的。特にオスは顔が大きく発色も良いため、ひときわ目立ちます。

熊本市動植物園 マンドリル コタロウ

熊本市動植物園には、オスのコタロウ(22歳)とメスの穂奈美(26歳)が暮らしています。実に人間らしい名前です。

2頭は交代で展示されています。わたしが行った日は、コタロウ。

大きな体と顔、強烈な色彩。インパクトがありすぎるせいか、子どもたちに怖いと言われなんだか切ない気分。

でも、よくお顔を見てみると、イケメンですよ。

横顔はなお良し!

熊本市動植物園 マンドリル コタロウ

迫力のある見た目と反対に、コタロウは繊細で怖がりらしいのでそっと観察しましょう。

【追記】2019年4月、穂奈美が死亡しました。

そして、次に見えるのは背の高い大きな施設。熊本市動植物園でのみ飼育されているキンシコウの展示場です。

キンシコウ

おもに中国の山岳地帯に生息しています。美しい黄金色の毛を持つことから、ゴールデンモンキーと呼ばれる珍獣。

熊本市動植物園のキンシコウ

1990年代に中国の動物園からやって来たオスのパオパオとメスのヘンヘン。繁殖に成功し、3頭の子どもとともに飼育されていました。

2016年熊本地震後、キンシコウ舎が使えなくなり仮住まいをしていまいした。慣れない暮らしをしている最中、昨年両親と長男のシンシンが亡くなりました。

パオパオとヘンヘンは数年前から衰えが見られ、人間で言うと80~90歳の老夫婦。息子のシンシンも60代くらいと高齢になっていました。

突然環境が変わりストレスもあったのでしょう。そして、元来寒い地域に住むキンシコウにとって、昨年の異常な暑さは致命的だったと思います。

現在は、オスのフェイフェイ(19歳)とメスのヨウヨウ(14歳)の2頭のみとなりました。

熊本市動植物園 キンシコウ
フェイフェイ
熊本市動植物園 キンシコウ
ヨウヨウ

近親交配を避けるため、兄妹は別々に展示されています。檻越しにスキンシップをとるほど、仲が良い2頭。

毛の色が濃く、体格が良い個体が、オスのフェイフェイ。ヨウヨウは色が淡いので、見分けは簡単。

やはり標高が高いところが好きなのでしょうか。展示場上部にいることが多く、少し見えにくいです。

家族の死や環境変化を乗り越えて、健康に過ごしてほしいと切に願います。

キンシコウのお隣には、いかにも古い展示場があります。どんよりとした雰囲気と汚れたガラスを見て、動物はいないものだと思っていました。

ところが、何かが動いた!良く見ると中にはシシオザルがいました。

シシオザル

霊長目オナガザル科マカク属。インドに生息する黒いサルです。顔周りにはゴージャスな灰色の長い毛が生えています。

1頭ポツンと暗い殺風景な室内に入れられ、なんだかさみしそうに見えました。

しかし、隣の展示場は一転!

日が差し、とても明るい室内。さらに、複数頭のシシオザルが朝のグルーミング中でした。なんとも平和な時間。

熊本市動植物園 シシオザル

熊本市動植物園では、シシオザル用に手作りのフィーダーを何種類も用意しているそうです。食事時間ではなかったので観察できず、ざんねん。

展示場は古くてもエンリッチメントに取り組み、動物も来園者も楽しめるよう工夫されています。次回は、時間を変えて見に行こうと思います。

この先にはキツネやツルの展示場。そして、池沿いに進むとレストハウス。さらに右側には植物園が広がっています。

今回はシシオザル舎で折り返し。サル舎や猛獣舎の向かい側に展示されている動物を見に行きましょう。

熊本市動植物園4へつづく

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