ワタボウシパンシェとは?カワウソやペンギンにも会える平川動物公園

カワウソとペンギン・タマリン|平川動物公園10

広大な敷地に140種類もの動物が暮らす鹿児島市平川動物公園。全11回の平川動物公園編も残りわずかになってきました。

前回は、ゾウがメインのインドの森ゾーンを紹介しました。今回はカワウソやペンギンが登場します。

平川動物園 園内マップ

アライグマたちを見たあとは、涼し気な展示場が見えてきます。子どもたちに人気のカワウソとペンギンの登場です。

コツメカワウソ

平川動物公園のカワウソは、小さな爪を持ったコツメカワウソ。

日本の動物園で最も一般的なカワウソです。おもに東南アジアの水辺に生息しており、カワウソの中では最小種。

平川動物園 コツメカワウソ
小さな爪が生えている

食肉目イタチ科、コツメだけどツメナシカワウソ属。可愛い顔して肉食です。動物園でも小魚を両手に持って食べている姿をしばしば見かけます。

カワウソは飼える?

最近ではペットとして人気があるコツメカワウソ。頭が良く芸を覚える点では、飼育しやすいかもしれませんが。

実は、食欲旺盛でやんちゃな大家族のイメージ。

見た目以上に活発かつ単体での生活が肌に合わないカワウソを、一般家庭で飼育するのは容易ではないと思います。

ところで、ペットとして飼われているコツメカワウソは、VU(危急種)だと知っていますか?

コツメカワウソは、ワシントン条約附属書Ⅱに指定されています。将来、絶滅のおそれがある動物です。商業取引は可能ですが、輸出国の許可書が必須です。

カワウソはさまざまな地域に分布しているにもかかわらず、生息数は減少傾向にあります。その背景には、毛皮や飼養のための密猟、密輸があります。

日本では、動物園で繁殖したカワウソが取引されることもあります。一方、違法に持ち込まれたカワウソが存在することも、事実です。

ペット需要が高まれば高まるほど、密猟や密輸といった犯罪も増える。悩ましい問題です。

平川動物公園のコツメカワウソ

平川動物公園では、コツメカワウソの大家族が暮らしています。みんなほぼ同じ行動をとっています。

そのため、寝てるときはみんな寝てる。食べてるときはみんな食べてます。

平川動物園 コツメカワウソ
家族で暮らすコツメカワウソ

展示場手前にはプールがあり、水面下も見えるようガラス張り。可愛らしい小さな手や軽快な泳ぎを観察することが出来ます。

フンボルトペンギン

カワウソのお隣は、ペルー海流(別名フンボルト海流)沿岸部に生息するフンボルトペンギン。

動物園や水族館で一般的に飼育されているペンギンです。

目の上から首にかけて白いラインがあり、腹部は白く黒点が入っています。くちばしの周りがピンク色なのが特徴的です。

平川動物園 フンボルトペンギン

展示場には地下へ続く階段が設けられており、カワウソ同様水の中で泳いでいる様子を見ることが出来ます。気持ちよさそうに泳ぐペンギンは、よりいっそう魅力的です。

ペンギンのお食事タイム

平川動物公園では、毎日15時から飼育員さんによるペンギンのエサやりと解説を実施しています。

よちよちと飼育員さんに群がるペンギンに癒されること間違いなし!

ペンギンのお散歩タイム

期間限定でペンギンのお散歩も行っています。水中では、すばやいペンギン。ご存知の通り、歩行は遅く小股というアンバランスさがユニーク。

来園者が喜ぶだけでなく、ペンギンにとっても運動不足解消や繁殖準備などメリットがあるそうです。冬~春にかけて開催されるようなので、11月以降ホームページ要チェックです。

ペンギン展示場の先には、ショウケースのような施設。中にはワタボウシパンシェがいます。

ワタボウシパンシェ

霊長目オマキザル科の小さなおサル、タマリンの仲間。ワタボウシタマリンとも言います。

以前は、マーモセット科に属していましたが、オマキザル科に統合されました。

20~30センチと手のひらに乗りそうなサイズ。しっぽは体より長いです。茶色の体に黒い顔、真っ白でふさふさの頭部の毛が映えます。

平川動物園 ワタボウシパンシェ
綿帽子のような頭

ワタボウシパンシェの生態

コロンビアなど南米の熱帯雨林に生息するワタボウシパンシェ。

樹上を移動しながら、花から昆虫までさまざまなものを食します。なかでもトカゲやバッタなど肉食を好むワイルドな一面も。

一対の夫婦とその子どもから成る家族の群れで生活します。育児には父親も参加します。

成獣でも小さなタマリンの赤ちゃんは40グラムほどと非常に小さく、猛禽類が天敵となります。

雌雄ともに2歳までに性成熟します。

寿命は15年と言われています。一方、飼育下では30年近く生きる個体もいるようです。

野生では1000頭ほどしか確認されておらず、CR(近絶滅種)に指定されている珍しい動物です。

平川動物公園のワタボウシパンシェ

4つの展示スペースにワタボウシパンシェが飼育されています。

昼行性ですが、丸まって見えないこともあります。動きが素早かったり、ガラスが汚れていたり。ざんねんながら、今のところあまりいい写真は撮れてません。

平川動物園 ワタボウシパンシェ

正確な飼育数がわからず申し訳ないですが。昨年20歳になったご長寿ディンクくんに会えます。

ユニークな外見とつぶらな瞳。何度も言いたくなるネーミング。九州では平川動物公園でしか会うことができません。どうぞお見逃しなく。

リスの森

ワタボウシパンシェを見たあとは、大きな施設「リスの森」の中へ入って行きます。シマリスやインコなどが放し飼いされています。

しかし、動きも早く、カモフラージュ力高めのリス。わたしは未だリスを見つけたことはありません。

お時間ある方は、リス探しに挑戦してみください。

ふれあいランド

リスの森を抜けると開放的な広場に出ます。ここふれあいランドでは、ヒツジやモルモット、ロバなどが展示されています。

文字通り動物とふれあうことができます。ただ時間が決まっているので要チェックです。

タッチングコーナー(ウサギ、モルモットなど)
  • 10:00~11:30
  • 13:30~15:00
ふれあいコーナー(ヒツジなど)
  • 9:30~11:30
  • 13:30~15:30

親子連れでにぎやかなエリアです。近くにトイレや売店も設置されているため、ひと休みにもちょうど良いかもしれません。

平川動物公園11へつづく

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