ホオジロテナガザルとフランジ成長中のオランウータンがいる平川動物園

類人猿とレッサーパンダ|平川動物園5

こんにちは。
前回から平川動物園世界のサルゾーンを紹介しています。

今回のおもな内容
  • オランウータン
  • ホオジロテナガザル
  • レッサーパンダ
平川動物園 園内マップ

順路に沿って、ワオキツネザルの島と反対側の坂道へと進んで行きます。

この辺りからくねくね道や坂があり、じわじわ暑くなってきます。これからの季節はかなり汗をかくことでしょう。栄養や水分補給をお忘れなく。

 

オランウータン

順路はオランウータンの展示場をぐるっとのぼりながら周るようなつくり。展示場中央には大きなタワーが立っています。

手前には観覧用の窓があり、下から見上げることができます。ぐるっと周ると大きなガラス張りの室内展示場、そして、2階部分あたる高い位置から展示場を見渡すことができます。

平川動物園のオランウータン

2013年に完成した大きな展示場には、ボルネオオランウータンのポピーがいます。

ポピーは多摩動物公園生まれ、今年18歳になるオスです。平川動物園には、2014年にやって来ました。

多摩動物公園は国内で最も多くのオランウータンを飼育している動物園です。そのため、ポピーは家族に囲まれ、元気に成長しました。

オランウータンの行動の変化

一般的に、若いオランウータンは母親や兄弟と暮らしています。個体数の多い多摩動物公園では、ポピーもおばあちゃんや妹と暮らしていました。

一方、10歳前後で成熟を迎えると、群れを離れて行きます。つまり、サルの仲間では珍しく、単独行動を好む動物です。

来園時13歳だったポピー。野生のオランウータンと同じように、ひとり立ちのスタートでした。

オランウータンのフランジの成長

多摩動物公園には、ポピーのお父さんボルネオとキューという2頭のフランジがいます。

フランジについてはこちらをご覧ください。

平川動物園に来園したころのポピーは、アンフランジ(フランジを持たない成熟したオス)でした。ボルネオやキューの存在が影響していたのでしょう。

平川動物園 オランウータン ポピー
2015年撮影

しかし、対抗するオスがいない平川動物園に来てから、ポピーのフランジが育ちはじめました。

平川動物園 オランウータン ポピー
2018年撮影

まだ控えめなフランジですが、オスの中のオスへと成長しているポピー。お年頃なので、早くお嫁さんが見つかると良いです。

ポピーの性格

飼育員さんのお話によると、ポピーはむやみやたらに名前を呼ばれるのが嫌い、カメラを向けられるのが嫌い、と愛嬌を振りまく性格ではないそうです。

そのため、上の写真のように、室内と屋外の間にいることが多い気がします。ポピーの姿が見当たらないときは、ここで人目を避けているのかもしれません。

オランウータンの食事時間

そんなポピーがよく見えるのは、お食事タイム!

詳しい時間はわかりませんが、10時前後や13時前後に見たことがあります。

室内から屋外へ出るときは、ロープを上手に使い、すいすいと移動します。ポピーは若いので動きもスムーズ。

草の緑にポピーの赤い毛が映えて、よりいっそう美しく感じます。

平川動物園 移動中のポピー

ただポピーは、食事中見られることも嫌いのようで、見えにくいところで食べてます。

ときおり見える表情や動きがとてもおもしろく、かわいらしいポピー。

平川動物園 食事中のポピー

そっと眺めていると、お顔を見せてくれるかもしれません。

オランウータンのイベント

また、食事風景を見ながら飼育員さんのお話が聞ける「お食事ライブ」や恵方巻きをあげる「節分行事」など、オランウータンのイベントを開催することがあります。

わたしは未だ参加したことはありませんが。要チェックです!→平川動物園イベント情報

オランウータンの施設で多くのヒトが見逃してしまうポイントがあります。

それは、世界のサルゾーン最後の動物、ホオジロテナガザルの展示場です。

ホオジロテナガザル

オランウータンの室内展示場の手前に、ホオジロテナガザルの展示場はあります。目立った看板もないため、多くの方が何もいないと思って素通りしてしまいます。

ホオジロテナガザルの特徴

ホオジロテナガザルとは、東南アジアなどに生息するテナガザルの仲間。オスの体毛は黒で、その名の通り、頬に真っ白でふさふさの毛が生えています。

一方、メスは金色のような体毛を持ち、白い頬毛はありません。代わりに、帽子のように黒い毛が生えています。

雌雄の差は一目瞭然の動物です

平川動物園のホオジロテナガザル

平川動物園では、メス1頭を展示しています。名前はモンジロウ……男の子みたい。あだ名は、モンちゃんだそうです。

動物園で最も多く飼育されているシロテテナガザルと比べると、手と顔周りの色は体と同じ色です。特徴的な頭の黒い毛がチャームポイントです。

平川動物園 ホオジロテナガザル モンジロウ

驚くことにモンジロウは推定39歳以上。1980年から平川動物園で飼育されています。

名前の渋さに少し納得。高齢なモンちゃんは視力が弱く、屋内展示場でひっそり暮らしているようです。

わたし自身動きまわっている姿は見たことありません。丸くなってじっとしているのが定番。寝てると見せかけて起きてるときもあるので、よく観察してみてください。

そして、ダウンタウンの松本人志さんに見えるのは、わたしだけでしょうか……。

ちなみに、ホオジロテナガザルを飼育している動物園は、おそらく平川動物園だけです。

愛媛県のとべ動物園HPにはホオジロテナガザルの紹介ページがあります。しかし、日本動物園水族館協会HPで検索したところ平川動物園のみでした。どちらが正しいか不明です。

シロテテナガザル、フクロテナガザル、ホオジロテナガザルと、3種類のテナガザルを見ることができます。テナガザル好きには、たまりません!

レッサーパンダ

レッサーパンダの展示場は、オランウータンの展示場から順路通りに進むと見えてきます。手前には、ガラス張りの室内展示場、そして奥には屋外展示場が2か所あります。

平川動物園のレッサーパンダは、中国に生息するシセンレッサーパンダ。日本の動物園で会える一般的な種類です。

ネパールレッサーパンダ

ちなみに、日本では、ネパールなどに生息するネパールレッサーパンダ(ニシレッサーパンダ)も飼育されています。静岡県の熱川バナナワニ園でのみ、会うことができます。

わたしは、シセンレッサーパンダしか見たことありません。どうやら、ネパールレッサーパンダの方が色が薄く、小柄な傾向にあるようです。いつか見てみたいですね。

平川動物園のレッサーパンダ

現在、平川動物園では1組のペアを飼育しています。

風美

奥さんの風美は今年11歳です。名前で、もしや、と思う方も多いかもしれません。立つレッサーパンダで話題となった千葉市動物公園のアイドル、風太くんの娘さんです。

下半身の毛が薄くなっている個体が、風美。ふわふわの毛ではありませんが、健康には問題ないそうです。お顔は、キリっとして非常に凛々しいです。

スバル

そんな風美のご主人は、今年8歳になるスバル。2013年に長野市の茶臼山動物園からやって来ました。比較的色が薄く、幼い顔に見えます。

平川動物園 レッサーパンダ
スバル

風美とスバルの子ども

2014年には、めでたく双子が誕生しました。すくすく成長した2頭。

メスのソラは東京都の羽村市動物公園へ、オスのキラは広島市の安佐動物公園へと旅立ちました。

平川動物園 レッサーパンダ
ソラ|現在、羽村市動物公園にて飼育中

昨年もスバルと風美の子が誕生しました。しかし、ざんねんながら出産後すぐ亡くなってしまったそうです。いつかまた2頭の赤ちゃんが見れると良いです。

平川動物園6へつづく

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2 Replies to “ホオジロテナガザルとフランジ成長中のオランウータンがいる平川動物園”

  1. お疲れ様ですオランウータン大好きです実際見ましたが岩か何かかと思ってしまいました(笑)

    1. フェルナンド・トーレスさん
      コメントありがとうございます。
      オランウータンは毛が長い分余計大きく見えますよね。
      フランジはさらに大きさが強調されます。ポピーの成長が楽しみです。

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