ホオジロテナガザルとオランウータン!レッサーパンダもいる平川動物公園

類人猿とレッサーパンダ|平川動物公園6

平川動物公園の世界のサルゾーンにはチンパンジーやワオキツネザルをはじめ、さまざまな霊長類が飼育されています。

今回もサルの仲間が登場。最後にレッサーパンダも紹介します。

平川動物園 園内マップ

順路に沿って、ワオキツネザルの島と反対側の坂道へと進んで行きます。

この辺りからくねくね道や坂があり、じわじわ暑くなってきます。これからの季節はかなり汗をかくことでしょう。栄養や水分補給をお忘れなく。

世界のサルゾーン

オランウータン

霊長目ヒト科オランウータン属。インドネシアやマレーシアの熱帯雨林に生息しています。

展示場中央には大きなタワー。その周囲をぐるっとのぼりながら観察できるつくりになっています。

下からはガラスビューを通して、見上げることができます。登り切ったところには、大きなガラス張りの室内展示場。そして、2階部分あたる高い位置から展示場を見渡すことができます。

平川動物公園のオランウータン

2013年に完成した大きな展示場には、ボルネオオランウータンのポピーがいます。

ポピーは多摩動物公園生まれ、今年18歳になるオス。2014年に鹿児島にやって来ました。

オランウータンの行動の変化

多摩動物公園は国内で最も多くのオランウータンを飼育している動物園。そのため、ポピーは家族に囲まれ元気に成長しました。

一般的に、若いオランウータンは母親や兄弟と暮らしています。ポピーもおばあちゃんや妹と暮らしていました。

オランウータンは10歳前後で成熟を迎えると、群れを離れて行きます。サルの仲間では珍しく、単独行動を好む動物です。

来園時13歳だったポピー。野生のオランウータンと同じように、ひとり立ちのスタートでした。

アンフランジからフランジへ!

多摩動物公園には、ポピーのお父さんボルネオとキューという2頭のフランジがいます。

フランジは強いオスの象徴と言われ、フランジになるか否かは各個体が判断しているという説があります。

必ずしもフランジが発達するとは限りません。

平川動物公園に来園したころのポピーは、アンフランジ(フランジを持たない成熟したオス)でした。

平川動物園 オランウータン ポピー
アンフランジ時代のポピー(2015年撮影)

ボルネオやキューの存在が影響していたのでしょう。

対抗するオスがいない平川動物公園に来てから、ポピーの顔の皮膚が育ちはじめました。

平川動物園 オランウータン ポピー
ひだが大きくなってきたポピー(2018年撮影)

まだ控えめなひだですが、オスの中のオスへと成長しているポピー。

お年頃なので、早くお嫁さんが見つかると良いです。

ポピーは人間嫌い?!

飼育員さんのお話によると、ポピーはむやみやたらに名前を呼ばれるのが嫌い、カメラを向けられるのが嫌い、と愛嬌を振りまく性格ではないそうです。

上の写真のように、室内と屋外の間にいる場面によく出くわします。少しさがると姿が見えなくなります。

ポピーはここで人目を避けているのかもしれません。

ポピーを見るならごはん時に!

そんな人嫌いのポピーがよく見えるのは食事中。

詳しい時間はわかりませんが、10時前後や13時前後に見たことがあります。

室内から屋外へ出るときは、ロープを上手に使いすいすいと移動します。ポピーは若いので動きもスムーズ。

草の緑にポピーの赤い毛が映えて、よりいっそう美しく感じます。

平川動物園 移動中のポピー

ポピーは食べているところを見られるのも嫌いな様子。木の陰など見えにくいところで食べてます。

ときおり見せる表情や動きが可愛らしいポピー。

平川動物園 食事中のポピー

そっと眺めていると、お顔を見せてくれるかもしれません。

オランウータンのイベント

平川動物公園では、食事風景を見ながら飼育員さんのお話が聞ける「お食事ライブ」や恵方巻きをあげる「節分行事」など、オランウータンのイベントを開催しています。

気になる方は、平川動物公園イベント情報を要チェックです。

オランウータンの施設で多くのヒトが見逃してしまうポイントがあります。

それは、世界のサルゾーン最後の動物、ホオジロテナガザルの展示場です。

ホオジロテナガザル

オランウータンの室内展示場の手前に、ホオジロテナガザルの展示場はあります。目立った看板もないため、多くの方が何もいないと思って素通りしてしまいます。

ホオジロテナガザルとは?

霊長目テナガザル科クロテナガザル属。東南アジアなどに生息しています。

オスの体毛は黒で、その名の通り、頬に真っ白でふさふさの毛が生えています。

メスは金色のような体毛を持ち、白い頬毛はありません。代わりに、帽子のように見える黒い毛が生えています。

雌雄の違いが一目瞭然の動物です。

平川動物公園のホオジロテナガザル

平川動物公園ではメス1頭を展示しています。名前はモンジロウ……男の子みたいですが。あだ名は、モンちゃん。

動物園で最も多く飼育されているシロテテナガザルは、手と顔周りが白色。ホオジロテナガザルは全体的に同じ色です。

モンちゃんはメスなので、頭の黒い毛がチャームポイント。

平川動物園 ホオジロテナガザル モンジロウ

驚くことにモンジロウは推定39歳以上。1980年から平川動物公園で飼育されています。

名前の渋さに少し納得。高齢なモンちゃんは視力が弱く、屋内展示場でひっそり暮らしているようです。

わたし自身動きまわっている姿は見たことありません。丸くなってじっとしているのが定番。

寝ていると見せかけて起きている時もあるので、よく観察してみてください。

ホオジロテナガザルを飼育している動物園は、おそらく平川動物公園だけです。

※愛媛県のとべ動物園HPにはホオジロテナガザルの紹介ページがあります。日本動物園水族館協会HPの検索結果は平川動物公園のみ。どちらが正しいか不明です。

シロテテナガザル、フクロテナガザル、ホオジロテナガザルと、3種類のテナガザルに会える平川動物公園。テナガザル好きにはたまりません!

レッサーパンダ舎

レッサーパンダの展示場は、オランウータンの展示場から順路通りに進むと見えてきます。手前には、ガラス張りの室内展示場、そして奥には屋外展示場が2か所あります。

レッサーパンダ

食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属。平川動物公園では、中国に生息するシセンレッサーパンダを飼育中。日本の動物園で会える一般的な種類です。

平川動物公園のレッサーパンダ

現在、1組のペアを展示しています。

奥さんの風美は今年11歳です。

名前で、もしや、と思う方も多いかもしれません。立つレッサーパンダで話題となった千葉市動物公園のアイドル、風太くんの娘さんです。

下半身の毛が薄くなっている個体が、風美。ふわふわの毛ではありませんが、健康には問題ないそうです。お顔は、キリっとして非常に凛々しいです。

そんな風美のご主人は、今年8歳になるスバル。

2013年に長野市の茶臼山動物園からやって来ました。比較的色が薄く、幼い顔に見えます。

平川動物園 レッサーパンダ
スバル

風美とスバルの子ども

2014年めでたく双子が誕生しました。すくすく成長した2頭。

メスのソラは東京都の羽村市動物公園へ、オスのキラは広島市の安佐動物公園へと旅立ちました。

平川動物園 レッサーパンダ
羽村市動物公園に移動したソラ

2017年にもスバルと風美の子が誕生しました。しかし、ざんねんながら出産後すぐ亡くなってしまったそうです。

いつかまた2頭の赤ちゃんが見れますように。

【追記】2019年4月神戸市立王子動物園から1歳のメス、メロディが来園しました。

平川動物公園7へつづく

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2 Replies to “ホオジロテナガザルとオランウータン!レッサーパンダもいる平川動物公園”

  1. お疲れ様ですオランウータン大好きです実際見ましたが岩か何かかと思ってしまいました(笑)

    1. フェルナンド・トーレスさん
      コメントありがとうございます。
      オランウータンは毛が長い分余計大きく見えますよね。
      フランジはさらに大きさが強調されます。ポピーの成長が楽しみです。

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