コンドルやハゲコウの役割は?平川動物園にいる南米の動物

南米の動物とハゲコウ|平川動物園6

こんにちは。
前回までに平川動物園の半分くらいを紹介しています。園内マップ中央付近のレッサーパンダを通り過ぎると、世界のツルゾーンに入ります。

今回のおもな内容
  • シカ
  • カピバラとバク
  • マーラ
  • ナマケモノ
  • リスザル
  • トキイロコンドル
  • アフリカハゲコウ

平川動物園 園内マップツルってこんなにたくさんいるんだ、と驚か、あまり得意ではないので、すっと通り過ぎてしまいます。写真もなくてすみません。

この辺りから高低差を活かしたつくりになっており、ぐねぐね道をくだっていきます。

次に見えてくるのは、シカの展示場です。

シカ

平川動物園では、ダマジカ(ファロージカ)とニホンジカを飼育しています。

平川動物園 ニホンジカ 赤ちゃん

たくさんのシカが展示されているので、タイミングが良ければ赤ちゃんも見れます。

ダマジカの前には、抜け落ちた立派な角が展示されています。ムースほどではないですが、非常に立派なダマジカの角。ぜひ、お見逃しなく。

南アメリカの自然ゾーン

シカのお隣は、南米の象徴的な動物。ラマの展示場です。通路のそばに来ていることも多いので、かわいいお顔を近くで見ることができます。

順路通りに、オランウータンから丘を越えてラマのところまで来ると、フクロテナガザルの展示場に辿り着きます。

ラマの向かい側では、カナダガンやフラミンゴが展示されています。フラミンゴはアフリカだけでなく、ペルーやボリビアなど南米にも生息しているそうです。

カピバラとブラジルバク

そして、南アメリカの動物で大人気なのは、カピバラ。

子どもからおとなまでたくさんの方が眺めています。そんななか、異彩を放っている子がいました。

平川動物園 ブラジルバク
キョン

カピバラ、ではありません。白黒でおなじみのマレーバクと同じバクの仲間、ブラジルバクです。

多くの方はカピバラに夢中で、ブラジルバクの存在にすら気づいていないのかも。なかには、カピバラのお父さん、なんて言っている人もいます。

実際には、2種類はまったくの別物。カピバラはネズミ目、バクはウマ目の動物です。

平川動物園では、カピバラとブラジルバクの混合展示を行っています。

穏やかで優しそうな2種。いっしょにごはんを食べたり、お休みしたり、お互い自然体でとても相性が良さそうです。

平川動物園のブラジルバク

平川動物園では、オスのキョンとユメゴロウ、そしてメスのルーシーの3頭が暮らしています。

ちなみに、キョンは名前の後ろに「2」が付いており、案内板にはキョンツーと書かれています。飼育員さんたちは、キョンと呼んでいるようですが。

平川動物園 ブラジルバク
ユメゴロウ

キョンとルーシーは20代。一方、ユメゴロウはまだ5歳なので、若々しく感じます。ルーシーは3頭の中で一番傷が多く、体も大きい気がします。

バクはあまり情報がないので、間違えていたらすみません。

カピバラとバクの温泉

カピバラとブラジルバクの展示場には、細長いプールがあります。しかし、ただのプールではありません。なんと、天然温泉のプールなのです!

どちらも暖かい地域に生息し、泳ぎが得意な動物。そのため、いっしょに浸かっていることもあります。動物たちの気持ちよさそうな表情に癒されること間違いなしです。

冬には、冬至のイベントが実施されているようなので、要チェックです。

平川動物園の温泉

ちなみに、わたしたち来園者用の足湯もあります。ア

フリカの草原ゾーンとインドの森ゾーンに設置されています。足湯しながら動物観察とは、なんともぜいたくな気分です。

園内地下およそ1500メートルから湧き出ている平川動物園の温泉。日本で唯一天然温泉を使っている動物園です。

わたしはバク好きなので、カピバラがどうしてもおろそかになってしまいます。写真はありませんでしたが、2ショットも普通に見れますので、ご心配なく。

カピバラとバクの展示場の向かい側には、マーラが展示されています。

マーラ

マーラはアルゼンチンの岩場や草原などに生息しているネズミの仲間です。

見た目はカピバラと似ています。ぴょんぴょん動く姿は、ウサギのようにも見えます。さらには、カンガルー要素まである、おもしろい動物です。

平川動物園 マーラ

マーラは一夫一妻制。そして、一生別れることはないそうです。

野生では、いくつかのペアが群れをつくり、一緒に行動しています。そのため、動物園でも群れで展示されています。

知名度は低いですが、かわいらしいマーラ。ぜひお見知りおきを。

しばらく歩くと小さめのオリが見えてきます。南米の動物、リスザルやナマケモノの展示場です。

ナマケモノ

長屋のようなつくりで、いちばん手前にフタユビナマケモノがいます。屋外と室内とありますが、わたしは外に出ているところを見たことはありません。

予想通りまんまるになって寝ています。2頭?3頭でしょうか?

平川動物園 ナマケモノ

リスザル

のんびりナマケモノと対照的に、リスザルは元気いっぱい動きまわっています。オリやガラス越しではありますが、とても近くで見ることができます。

リスザルの種類

平川動物園のリスザルは、ボリビアリスザルという種類です。

一般的に動物園でリスザルと呼ばれているコモンリスザルとの見分けは簡単。ボリビアリスザルは、頭の毛が黒色です。

宮崎フェニックス自然動物園 リスザル
ボリビアリスザル|フェニックス自然動物園

動きが速すぎて平川動物園では写真が撮れませんでしたが。整ったきれいな頭です。

リスザルの先には、花しょうぶ園があります。菖蒲の咲く今の季節(5月下旬~6月初旬)は見ごたえ抜群!イベントが行われることもあるので、お花好きの方は要チェックです。

そして、フクロウ橋という橋を渡ると、猛禽類の展示場です。

トキイロコンドル

南アメリカに生息するトキイロコンドル

白と黒のツートンカラー、そして鮮やかなお顔が素敵です。体は大きく、羽を広げると1.5メートル以上と、ヒトをも圧倒します。

トキイロコンドルは、特徴的なカギ型のくちばしを持っています。硬い死肉を裂くために有利であり、他の猛禽類が食べれないものも食べることができるそうです。

平川動物園のトキイロコンドル

平川動物園にはメスのトキイロコンドルが1羽飼育されています。

名前はサラ。サラはホオジロテナガザルのモンジロウをも上回るご長寿!なんと、40年以上飼育されているそうです。

国内では、名古屋市の東山動植物園と平川動物園でしか会うことができない珍しい鳥です。写真がなくて申し訳ないですが、お見逃しなく!

その他、オジロワシやアフリカハゲコウなど大きな鳥が展示されています。

アフリカハゲコウ

アフリカのサバンナに生息するアフリカハゲコウ。

コンドルと同様に、死んだ動物の肉を食べる鳥です。トキイロコンドルの倍ほどの体長。羽を広げた大きさは、3メートル近くまで達します。

その風貌から少し恐怖を感じますが、意外にも人懐っこいらしい。

平川動物園 アフリカハゲコウ

動物園での飼育に加え、ペットとしても好まれているそうです。

コンドルやハゲコウの頭

死肉を主食とするコンドルやハゲコウの頭には共通点があります。それは、毛がないこと。

動物の死体をあさると、当然その血や肉が頭部に付着します。すると、頭の羽が固まったり、ばい菌がついたりと、不都合なことが起こります。

つまり、コンドルやハゲコウは頭部を清潔に保つため、禿げているのです。同様に、魚や小動物を捕食する他のワシと比べて、主に死骸を食べるハゲワシは頭毛がありません。

一見かわいそうに見えますが、れっきとした理由のもとに進化した結果です。

コンドルやハゲコウの役割

しばしば悪い印象を持たれるコンドルやハゲコウ。

しかし、死肉を食す猛禽類の存在により、動物たちの世界は清潔さを維持できています。

彼らがいなければ、捕食され命を落とした動物は、無残な姿で放置されます。すると、虫やばい菌が増殖し、生きている動物へ悪影響を与えかねません。

コンドルやハゲコウがきれいに処理してくれることで、多くの動物が感染症などから救われています。結果的に、わたしたち人間にとっても重要な存在と言えます。

醜い鳥として代表的なハゲコウ。実は、言うことを聞く、働き者のきれい好き。

野生におけるハゲコウの活躍を知ると、なんだかかっこよく見えてきます。

平川動物園のハゲコウ

平川動物園では、現在オスのアフリカハゲコウを1羽飼育しています。名前はティンガです。

平川動物園 アフリカハゲコウ

国内では、千葉市動物公園や天王寺動物園など9か所で飼育されています。

秋吉台サファリランドのアフリカハゲコウ

日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」で、山口県の秋吉台サファリランドのアフリカハゲコウが取り上げられました。

なんと秋吉台サファリランドでは、アフリカハゲコウが大空を飛ぶ姿を見ることができます。

訓練されたアフリカハゲコウは、飼育員さんの合図で飛びます。降り立った後は、虫や草をつつきながらおうちへ帰って行くそうです。2012年には、エンリッチメント大賞を受賞しています。

今まで興味がなかった方も、ぜひ注目してほしい動物です。

平川動物園7へつづく

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