ビントロング親子を紹介!ゾウやアライグマもいる平川動物公園

ビントロング、ヒヒ山とインドの森|平川動物公園9

シリーズ8では平川動物公園の目玉、コアラ館をはじめオーストラリアの動物が登場しました。つづいて、インドの森ゾーンへと向かうとします。

平川動物園

道中には、ビントロングやヒヒが展示されています。

ビントロング舎

ビントロング

アジアの森林に生息する食肉目ジャコウネコ科のビントロング。黒いボサボサの毛に長いしっぽが特徴的な動物です。

平川動物公園のビントロングは、歩道沿いのオリに囲まれた放飼場にいます。知名度が低いうえに、目立ちにくい場所にあるため、食いつく人は多くありません。

しかし、福岡市動物園でも紹介したように、ビントロングはとっても愛らしい動物なのです。

平川動物園 ビントロングの親子

平川動物公園のビントロング

現在、一組の夫婦(オスのハヤトとメスのチャコ)とチャコのおばあちゃんノエルが暮らしています。2016年12月には、ハヤトとチャコに赤ちゃんが誕生しました。

来園した際には、ハヤト、チャコ、ノエルそしてラブ。4頭の看板が出ていました。

しかし、ビントロングは夜行性。日中は寝ています。しかも、樹上生活のため、檻の高いところで休んでおり、お顔が見えないことも多々。

タイミングが良ければ、もそもそ動きまわる様子を見ることも出来ます。

平川動物園 ビントロング

ビントロングの赤ちゃん

今年4月には、神戸どうぶつ王国でビントロングの3つ子が誕生し、話題となっています。成獣もかわいいですが、小さな子どもは格別です!

お時間ある方は、ぜひ!

【追記】2019年2月、メスのラブが伊豆シャボテン動物公園へ移動しました。

【追記】2019年6月、メスのノエルが死亡しました。

ビントロングを過ぎて右に曲がるとインドの森ゾーンへと入ります。が、その前に左手に進みむと、ヒヒ山が見えてきます。

ヒヒ山

マントヒヒ

エチオピアを中心に乾燥した地域に生息するマントヒヒは、霊長目オナガザル科。

成熟したオスは、立派なたてがみを有しています。その姿がマントを着ているように見えることから、「マント」ヒヒと名付けられたそうです。

上と下、両方向から見れるつくりのマントヒヒの展示場。様々な角度から観察できるため、ヒヒのいろんな表情や行動を見ることができます。

平川動物園 マントヒヒ

マントヒヒのエサやり

平川動物公園では、毎日14時からマントヒヒのエサやりイベントを行っています。飼育員さんがあげるのではなく、来園者もエサをあげることができます。

マントヒヒとバーバリーシープ

開放的なヒヒ山には、60頭ほどのマントヒヒが展示されています。さらに驚くことに、数頭のバーバリーシープがいっしょに放飼されています。

種類は違えど、マントヒヒと同様に乾燥した地域を好むバーバリーシープ。彼らの存在によって、マントヒヒのケンカが減少したそうです。

混合飼育により生活に変化が生まれ、精神的に良い影響を与えているのかもしれません。

少し奥まった場所にあるため見逃す方も多いかもしれません。おもしろい光景なので、ぜひチェックしてみてください。

ヒヒ山からくだると、南アメリカの自然ゾーンへ戻れます。ビントロングがいた園路から先へと進むと、インドの森ゾーンが見えてきます。

インドの森ゾーン

エリアに入ると視界は開け、大きなゾウ展示場が見えてきます。

こちらには、売店や休憩所、そして平川動物公園特有の足湯が設けられています。歩き疲れた足を温泉と動物たちが癒してくれます。

入り口付近にはクジャク。ちょっと珍しい白変種、シロクジャクも展示されています。

インドと聞いて思い浮かぶ動物は、やっぱりゾウ!平川動物公園インドの森ゾーンでも主役です。

インドゾウ

現在、オスのラウナとメスのアンリー2頭が飼育されています。平川動物公園で30年以上飼育されている推定41歳のペア。

ざんねんながら繁殖へは至っていません。

平川動物園 インドゾウ

ゾウは飼育下の方が寿命が短い動物として知られています。40歳前後で亡くなることは少なくありません。

ラウナとアンリーがこれからも健康で長生き出来ますように。

ちなみに、体格は同じくらいの2頭ですが、識別は簡単です。

鼻が全体的に肌色で大きい方がオスのラウナ。上の写真だと、奥がラウナです。一方、アンリーは愛嬌のあるお顔です。

平川動物園 インドゾウ
アンリー

平川動物公園では、2頭の様子を見て別居させたり同居させたりしているようです。

広い展示場には、立派なプールも備わっています。雨の日には泥浴び、暑い日には水浴びが見れるかもしれません。

プレーリードッグ

大きなゾウのあとは、プレーリードッグやミーアキャット、アライグマなど小さな動物たちが展示されています。

午前中、プレーリードッグとミーアキャットはひなたぼっこしたり朝食をとったりと、大忙し。活発な様子を見ることが出来ます。

平川動物園 プレーリードッグ

一方、アライグマは木の中に頭を突っ込んでいたり、姿が見えなかったり。

しかし、14時ごろエサの時間に鉢合わせた際には、勢いよく食事をとっていました。

アライグマ

北アメリカ大陸に生息するアライグマは、食肉目アライグマ科。クマではありません。昆虫やカエルなどを捕食し、見た目とは裏腹に気性が荒いことで知られています。

目の上や耳のふちが白く、ふさふさの縞模様が入ったしっぽが特徴的。

アライグマは洗わない?!

ご存知の方も多いでしょう。名前の由来は、モノを洗うようなしぐさをすること。動物園でも、エサを水につけてから食べる様子がしばしば見られます。

ところが、野生のアライグマはエサを洗うことはしません。

視力の弱いアライグマは、手の感覚が優れています。

そのため、水中のエサを探すときは前足を動かして捕まえます。また、獲物を地面にこすりつけることも確認されています。

飼育下でエサを洗う行為は、野生のなごりでしょうか。しっかりと手に取って確認するため、異物を落とすため、など、まだ明確な答えは出ていないようです。

平川動物園 アライグマ

アライグマによる被害

水辺に近い森林を好むアライグマ。近年では農地や都市部などさまざまな場所に出没しています。農作物の被害は甚大です。時には屋根裏などに住みつき、家屋の劣化も確認されています。

アライグマの問題は、アメリカだけの話ではありません。

外来種としてヨーロッパや日本にも定着。生命力・繁殖力ともに高いアライグマの数は増加し、経済だけでなく、本来の生態系も脅かされています。

日本におけるアライグマ対策

日本は、被害拡大を防ぐため、アライグマを特定外来生物として指定しています。つまり、ペットとして飼うことはできません。

法制定以前は、個人の鑑賞用にも輸入されていたアライグマ。手先が器用で賢いため脱走したり、気性が荒いため飼育困難となり遺棄されたり。瞬く間に日本各地へ分布しました。

生態をよく理解しないまま飼育され、不都合になり捨てられた動物が悪さをし、防除される。それがアライグマの現状です。

イヌやネコをはじめ、さまざまなペットが放棄されています。保健所では、年間10万頭以上の動物が殺処分されています。ペットを飼うときは、よく考えましょう。

動物園もヒトのエゴかもしれませんが。せめて動物園ではのびのび暮らしてほしいと願います。

平川動物公園10へつづく

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